[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「らっしゃいませご主人様ァァアアッッッ!!!」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 虎の咆哮のような声が、可愛らしいメイド喫茶で反響する。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
メイド服に身を包む、金髪と黒メッシュの女が、そこに立ち
こうして接客という職務を全うしていた。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
ギラついた赤の瞳に、顔の傷は見る者を怯えさせてしまいがちだが
このメイド喫茶店では、怖い見た目と可愛い衣装のギャップが
割とそこそこの高評価ということで、それなりに繁盛していた。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
このウェーブのポニテの女の名前は、龍造寺 虎子。
訳あって、このメイド喫茶に住み込みで働いている。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「んで、ご注文は何にしやすかい?」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
眉を吊り上がらせ、口角を上げ、ニッ、と真っ白な歯を見せる虎子。
メニューを、来店した男の前に置き。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : その赤の瞳がちらりと、その男の方へ向けられる。
[メイン] 中井 秋彦 : メイド喫茶に似つかわしくない屈強な肉体を持つ男は、ぽつりと一言だけ虎子に告げる。
[メイン] 中井 秋彦 : 「君が、龍造寺 虎子か?」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「………あ?いやアタシの名前はタイガーにゃんだが?」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 本名を告げる男に、眉間に皺が寄る。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : ─────"龍造寺"、それは、虎子にとって……。
[メイン]
中井 秋彦 :
・・・・・
「…隠さなくてもいい。私は君を知っているからな」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「─────ッ!」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : コンッッ。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 水の入ったコップを強く、男の座る席へ置く。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
楽しげな音楽が流れる、賑やかなメイド喫茶にて
二人の間だけに、静寂が流れる。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「………どこで知った、"組"のもんか?」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 身を少し屈ませながら、小さな声で。
[メイン] 中井 秋彦 : いや、と首を左右に振る。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 何─────?
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「じゃあなんだアンタは……!……一体、何の脅しだそいつァ」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 男の体格を一瞥し。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「……"カタギ"じゃ、無さそうに見えるが」
[メイン] 中井 秋彦 : 「…私はとある依頼を受けていてね、腕っ節が立つやつを探していたんだ」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「…………なるほど、な」
[メイン] 中井 秋彦 : 「そこで君に白羽の矢が立ったって事だ」
[メイン] 中井 秋彦 : 虎子にうなずく。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「……ヘッ、そいつぁどうも、光栄ですこと、ご主人様」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
龍造寺 虎子の正体、それは─────龍造寺組の娘だ。
暴力団組織の血筋を持つ彼女だが、今はカタギに身を隠している。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
そして、男の言うように─────腕っぷしは、高い。
極道の娘ということもあり、対人戦では年上の成人男性とであっても
負けることは無い。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
そんな、蹴り技を得意とする彼女をどう調べたのか。
気になることは多々あれど─────。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「………断ったら、面倒なことになるだろうな
……言いふらさねぇんなら、引き受けるぜ」
[メイン] 中井 秋彦 : 「賢い選択だ。わかった、約束しよう」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「小指だ」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : そう言い、小指を立てながら、男をじっと睨み。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「……アタシが極道の娘って分かってて交渉持ちかけてきたんだろ?」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「破ったら、指貰うぞ、いいな?」
[メイン] 中井 秋彦 : 虎子のその言葉に、表情がほとんどない口元をにやりと歪ませる。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
………ヘッ、嘘偽りねぇ言葉のつもりだが
全くビビる気配もねぇ。
こいつは……"本物"、だな。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
分かるぜ、裏の匂いが。
こうして立ち会ってるだけでも分かる。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
……アタシも、なるべくこの男には逆らわねぇ方が良いな。
力量差が分からねぇなら、裏社会じゃ生きていけねぇ。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : ……だが。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : アタシの逆鱗に触るようなことがありゃ─────別だ。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「……よろしく頼むぜ、改めてアタシは─────龍造寺 虎子だ」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
虎子もまた、ニッ、と笑う。
……そして、虎子は静かに自分の名前を告げたはずだったが。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
このやり取り、そして自分の名を聞いてしまった者が
このメイド喫茶に紛れていたらしく。
[メイン] 夢見 心地 : 40+1d10 登場/リザレクト (40+1D10) > 40+3[3] > 43
[メイン]
夢見 心地 :
「……」
き~いちゃった聞いちゃった、何か面白そうな事をしてるね?
[メイン] 夢見 心地 : 暇だから近くのメイド喫茶に来てみたが…どうやら当たりだったらしい
[メイン] 夢見 心地 : その話を聞いた彼女はいてもたってもいられず二人の元に近づき……
[メイン] 夢見 心地 : 「ちょーーーっと待ったぁ!!」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「!?」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 金髪のポニテがびくりとし、そして声の主の方へ振り返る。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「ど、どうしやしたかい!?お嬢様!?」
[メイン] 中井 秋彦 : 乱入者の方に静かに顔を向ける。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : いそいそと、メイドらしい姿勢(ガサツな感じ)に戻り。
[メイン] 夢見 心地 : 「その話…ちょ~っと私にも噛ませてくれない?」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「げっ ……もしやお嬢様、今の話……聞こえてやしたのかい?」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 眉を顰めながら、現れた少女をじっと見て。
[メイン]
夢見 心地 :
「いやね?面白…お金になる話が聞こえてきたからついね」
報酬…にはそこまで興味はないがこの”話”は面白そうだ
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
なんだこの、なんだ……!?
おもしろって聞こえたぞオイ!
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
あー、ったく……。と、頭をポリポリと掻きながら
男の方へちらりと視線をやる。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
どのみち、自分が龍造寺の娘であることは、なるべく知られたくない。
ここで、タイガーにゃんとしてしばらくは潜伏し続けるつもりで。
[メイン]
中井 秋彦 :
「君、名前は?」
冷たい視線を向けて、心地に尋ねる。
[メイン] 夢見 心地 : 「夢見心地だよ、よろしく」
[メイン]
中井 秋彦 :
「夢見 心地」
懐から端末を取りだし、ポチポチと操作をして
[メイン]
中井 秋彦 :
「…ふむ、記者か」
しばらくの沈黙のあと、ぽつりと呟く。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
……ジャ、ジャーナリストか。
大丈夫かアタシ……?大丈夫、だよな……?
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : たらりと、冷や汗が頬を伝いながら、夢見と名乗る少女を見つめたまま。
[メイン]
夢見 心地 :
「まあ対して売れてない3流記者だけどね」
「まあ気にしないでよ、私の専門はそっちじゃないし」
[メイン]
夢見 心地 :
こっちの世界ではオーヴァードはいない
そんな世界では専ら怪異などに関しての記事を書いていた
その評判は…まあ元の世界と一緒だ
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「……なら、いいですけど」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 少女の言う"そっち"が何を指すのか。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
─────尤も、"今"の龍造寺組には、とあるカルト教団が絡んでおり
そういった意味では、"そっち"に含まれるだろうが。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 今この場において、それを深く知る者はいない。
[メイン] 中井 秋彦 : 「…いいだろう。夢見くん、君にも協力してもらいたい」
[メイン] 夢見 心地 : 「やりい!話が分かる~~!!」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「おいおいアンタ、いいのかよ」
男へ小声で話しかける。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「どう見たってカタギだし……それに、腕っぷしのつえーヤツを
集めてたんじゃねーのか?」
[メイン] system : [ 夢見 心地 ] 侵蝕率 : 40 → 43
[メイン] 中井 秋彦 : 「腕が立つやつが一番なのはそうだが、何が起こるかわからない仕事だ」
[メイン] 中井 秋彦 : 「…消えても誰も気にならないやつが一番好都合だ」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「…………ケッ」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 眉間に皺を寄せながら。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「言っとくが、アタシが関わるなら」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 拳を握り固め、それを男へ見せる。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「誰一人、欠けさせねーからな」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : そして、夢見の方へもちらりと見て。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「……んじゃ、タイガーにゃん改め、虎子だ、ヨロシクな夢見」
[メイン] 夢見 心地 : 「は~いよろしくゥ!」
[メイン] 夢見 心地 : 「あっそうだ虎子ちゃん」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
随分とお気楽なお嬢様だこと。
……ま、この話に首突っ込んでくるくれぇだし、変わりもんなのは分かってたが。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「ん?」
[メイン] 夢見 心地 : 「まだ私お客様だしさ、あれやってよ」
[メイン] 夢見 心地 : 「タイガーハート注入するぜー!にゃんにゃん!って奴」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「ぐッッッ………!!」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
またも拳を握り固めながらも、ぷるぷると腕を震わせながら
胸の前にハートマークを作り。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「タ……タイガーハート注入するぜー!にゃんにゃんっ!!」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 精一杯の、高い声、可愛い声でそう叫ぶ。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 顔は、梅のように真っ赤だった。
[メイン] 夢見 心地 : ……ああ、やっぱこういうのは
[メイン] 夢見 心地 : 相手の素を見てからの方が楽しいなあ!!
[メイン] 夢見 心地 : 少女は満足げに下種い笑みを浮かべていた……
[メイン] 夢見 心地 :
[メイン] 柳 みとり :
[メイン] 柳 みとり :
[メイン] 柳 みとり : カーテンを、めくる。
[メイン]
柳 みとり :
向こうに広がっていたのは曇り空。
撮影日和とは言えず、湿気が十分に含まれているのが今日だった。
[メイン]
柳 みとり :
うす暗い灰色のロングヘアー、そして特徴的なアホ毛がぴょこんと出ている女性。
カメラを片手に、凛とした雰囲気を醸し出していて。
[メイン] 柳 みとり : 「……晴れていないときは光の調整が難しく、上手く撮影することはできません」
[メイン] 柳 みとり : くるり、と後ろを向いて。
[メイン]
柳 みとり :
「こういった日こそ────心霊現象が映りやすい!
そういう予感がするんですよ、ぬくみさん!」
[メイン]
柳 みとり :
バン、と机をたたき、まくしたてる勢いで。
先ほどの凛とした雰囲気は崩れたように、熱く語る。
[メイン]
柳 みとり :
衝撃で、ひらりと名刺が落ちる。
────『オカルト専門・柳探事務所』、という肩書が書かれた物が。
[メイン]
久語ぬくみ :
「! そうなのね! 今日はお出かけするの? ……みとりお姉ちゃん!」
髪は曲がりうねっており、ゴムやピンでごまかそうにもごまかせていないという残念な状態の少女……湿気で余計に助長されている……が、ソファの背もたれに身を乗り出している。
[メイン]
柳 みとり :
周りに写真が敷き詰められ、本棚には幽霊関係の本が詰まっている。
ソファーを向かいに机と椅子がぽんと置かれた事務所。
[メイン]
柳 みとり :
ここは、いわゆる探偵事務所であった。
もっとも、ソファーに座る彼女は客ではないのだが。
[メイン] 柳 みとり : その髪、整える……?と、櫛を引き出しから取り出しつつも。
[メイン]
柳 みとり :
「よく聞いてくれました、ぬくみさん
……私も一緒にあなたと出かけたいのですが、生憎仕事が入ってまして……」
[メイン] 柳 みとり : バツが悪そうに、髪を指でくるくる、と回しつつ。
[メイン]
久語ぬくみ :
「え~~~っ」
櫛を見てソファに座りなおす。
お行儀の悪い姿勢だと、髪を整えてくれないかもしれない。
[メイン]
久語ぬくみ :
頬を膨らませる。
お仕事は大事だろうけど。けど。
[メイン]
柳 みとり :
膨れ上がる頬を前に、むっ……と思いつつも。
あくまで仕事だから仕方ない、のです。
[メイン]
柳 みとり :
「……すみませんね、いつも手伝いをしてもらっている身ですが……
今回だけは、柳探偵事務所初の大仕事になりそうなんです」
[メイン] 柳 みとり : 櫛を上下に振りながら、ぬくみの隣に座る。
[メイン]
久語ぬくみ :
そんなの聞いてないもーん
顔をそっぽに向けて。
頭だけはちょっと寄せる。
[メイン]
柳 みとり :
うう、不機嫌になってしまった。
……せめて髪をとくのがいい機嫌になってくれればいいのだけれど。
[メイン] 柳 みとり : 恐る恐る、と言ったような顔で座り直すが。
[メイン] 柳 みとり : みとりの座った後から、くしゃ、と音が立てられる。
[メイン] 柳 みとり : 「………はっ!」
[メイン] 久語ぬくみ : ❗
[メイン] 久語ぬくみ : 素早く視線をそっちに。
[メイン]
柳 みとり :
慌てて下敷きになっている物を取り出せば。
ぐしゃぐしゃになった紙。こう見えても管理はずさんだった。
[メイン] 柳 みとり : 書かれている内容といえば────。
[メイン] 久語ぬくみ : 👀
[メイン]
柳 みとり :
『政府の一人娘────誘拐────救出。
少人数────テロ組織────』
など、絵空事のような単語が続いた後に。
[メイン] 柳 みとり : 赤字で、”極秘”と書かれた印。
[メイン] 久語ぬくみ : 封筒の方をすごい見てる。
[メイン] 柳 みとり : 「…………」
[メイン]
柳 みとり :
ぐしゃぐしゃの紙をぴんと伸ばして。
ちらり、と目を向けているぬくみの方に。
[メイン] 柳 みとり : 「……見ちゃいましたか?」
[メイン]
久語ぬくみ :
「政府の一人娘が誘拐され……」
ぺらぺら
[メイン]
柳 みとり :
「…………」
ごくり。
[メイン]
柳 みとり :
「……髪、といてあげますね」
露骨な話題逸らし。けど髪はしっかりと櫛を入れて。
[メイン]
久語ぬくみ :
「極秘なのよね!」
くすぐったさに声を漏らしながら体を預ける。
[メイン]
久語ぬくみ :
極秘。
きわめて ひす!
バレたらすごい怒られるやつ!
[メイン] 柳 みとり : 観念したように、首を振って。
[メイン]
柳 みとり :
「そうです、それはもうすごいことに秘密です
……本来請負人以外が知っていいものではないのです、が」
[メイン]
柳 みとり :
ちら、とぬくみを見る。
……私の不手際で見せてしまったんですよね。
[メイン]
久語ぬくみ :
「見ちゃったわね!」
ソファが軋むくらい体をうきうきと揺らして。
[メイン] 久語ぬくみ : その目は、何も言わなくても”付いていきたい”って喋ってる。
[メイン]
柳 みとり :
「…………」
ふう、と息を吐いて、そのきらきらとした目を受ける。
[メイン]
柳 みとり :
こういう時のぬくみさんは、梃子でも動かない。
というより意地でもついてくる。
……それに、こんな期待した目を向けられてしまっては。
[メイン]
柳 みとり :
「……わかりました、この後すぐに迎えが来るらしいので……
一緒に待ちましょうか?……極秘ですから、絵本のネタにしちゃだめですよ?」
[メイン] 久語ぬくみ : ❗❗
[メイン]
柳 みとり :
一本指を立てつつ、終わりましたよ、と櫛を放す。
癖っ毛が完全に治ったわけではないが、いくらかマシに。
[メイン]
久語ぬくみ :
「お姉ちゃん好き!やったー!」
櫛が髪から抜かれるなり。
[メイン] 久語ぬくみ : みとりお姉ちゃんに飛びつく。
[メイン] 柳 みとり : む……。こういう所を素でやってくるからこの子はすえ恐ろしい……。
[メイン] 柳 みとり : 少しだけ嬉しげに、凛とした顔を微笑ませながら。
[メイン]
久語ぬくみ :
ちなみに頬擦りとかしたせいで髪は直ちにひどい状態に戻りました。
悲しいでしょ。
[メイン] 柳 みとり : 苦笑い。いつもの事だ。
[メイン]
柳 みとり :
……とはいえ、彼女の明るさに助けられたことは何度か。
今回も、そのお世話になるかもしれない、と。
[メイン] 柳 みとり : 魚眼レンズで、太陽のようにとびきり明るい笑顔を捉えて。
[メイン] 柳 みとり : パシャ────。
[メイン]
久語ぬくみ :
写真にはボサボサ頭の少女が中心に。
端には透けるような灰色の髪が映り込んでいました。
[メイン]
久語ぬくみ :
人が多いと何が起こるか?
事件が起きやすくなってしまうらしい。
[メイン] 久語ぬくみ : 二人でこれだけ騒がしいなら、例えば四人なら?いやいや、五人だったなら?
[メイン] 久語ぬくみ : そんな先のことは、まだ誰も知らないのでした。
[メイン]
久語ぬくみ :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : ピンポーンと柳探事務所のチャイムが鳴る。
[メイン] 柳 みとり : はいはい、とカチャリと扉を開く。
[メイン] 中井 秋彦 : 扉の先には、表情がほとんどない屈強な体躯の男が立っていた。
[メイン]
久語ぬくみ :
後ろからついていく。
髪はくしゃくしゃ。どうしてみとりお姉ちゃんは頭のてっぺん以外サラサラなんだろう。
[メイン] 柳 みとり : カメラ片手、もう片方はくしゃくしゃの紙を持っている。
[メイン]
柳 みとり :
扉の前に聳え立つような巨漢に、一瞬目を開く。
……自衛隊員と協力とは言っていたけど、こんなのでかいのね。
[メイン]
柳 みとり :
「挨拶は……取りあえず後で構いませんか?」
ちらり、と紙を見せて。
[メイン]
中井 秋彦 :
「ああ。わかっているようだね。それなら話は早い」
みとりの後ろに立つボサボサの髪の少女は目にとめず
[メイン]
久語ぬくみ :
なんか……悪の親玉がいる……!!
お姉ちゃんの後ろに隠れる。
[メイン]
柳 みとり :
隠れたぬくみの頭にぽん、と手を置きつつ。
ちらりと、秋彦の後ろに見える車を見やる。
[メイン] 中井 秋彦 : 「車まで来てもらっていいかな?」
[メイン]
久語ぬくみ :
「みっ……みとりお姉ちゃんをどこに連れてくの!?」
状況があんまりわかってない。
この怖い人が味方とは思わなかった。
[メイン]
中井 秋彦 :
「…この子は?」
ぬくみの存在に今気づいたように尋ねる。
[メイン]
柳 みとり :
「……」
説明をしていなかった。バツが悪そうに髪をくるりと。
[メイン]
柳 みとり :
「この子はええっと……助手です。
優秀ですので、私の仕事には頼りになる子です」
と返し。
[メイン]
久語ぬくみ :
「久語ぬくみよ!」
威勢よく、お姉ちゃんの後ろから。
[メイン] 中井 秋彦 : 「…助手ねぇ。子供にしか見えないが、何歳かね?」
[メイン]
柳 みとり :
「この人に連れていかれるわけじゃなくて……
仕事相手の人ですよ」
と、ぬくみに視線を合わせ、そう伝える。
[メイン]
久語ぬくみ :
「14だけど?」
立派な大人でしょ。
[メイン] 久語ぬくみ : う、うん…わかったと小さく頷く。
[メイン]
中井 秋彦 :
「ふむ…」
顎に手をやり少し考えるような仕草をとる。
[メイン]
中井 秋彦 :
「…ちょうどいいかもしれないな」
しばらくしてぽつりと呟く。
[メイン]
柳 みとり :
助手と言った以上、もうここまで来た以上仕方ないでしょう。
ぬくみに極秘だった紙を手渡しつつ。
[メイン] 中井 秋彦 : 「わかった。同行を許可しよう。しかし…」
[メイン] 久語ぬくみ : 紙を受けとりつつ、悪の親玉ではなかった人に顔を上げる。
[メイン] 中井 秋彦 : 「危険な仕事になるため、身の安全は保証しかねる」
[メイン]
中井 秋彦 :
「それでもいいかな?」
みとりとぬくみの両者の顔を見ながら尋ねる。
[メイン]
久語ぬくみ :
「❕」
どきりとして、少し言葉に詰まって。
[メイン]
柳 みとり :
「……私はもとより、受けた以上構いませんが……」
息を呑みつつ、ちらり、とぬくみに目をやり。
……正直、見せてしまった責任が私にはある。
[メイン]
柳 みとり :
「……無理強いはしません
ですけれど、もしあなたがどうしても気になるのなら……
……お姉ちゃんは、あなたを幽霊でも何でも、守りますよ」
[メイン] 久語ぬくみ : 「……ありがと。でも、危ないのってみとりお姉ちゃんも同じ、だよね……?」
[メイン] 柳 みとり : 薄く微笑みつつ、カメラを軽く支えながら。
[メイン] 柳 みとり : こく、頷く。
[メイン]
久語ぬくみ :
「じゃあ、わたし役に立つよ……んん、役に立つわ!やる!」
手を握り締める。
[メイン] 久語ぬくみ : わたしの方が守るんだから!
[メイン] 久語ぬくみ : 悪の親玉みたいで悪の親玉ではなかった人に顔を向けて、ふんすと鼻息を荒くする。やる気があるというかやる気しかない。
[メイン]
柳 みとり :
……子どもに危ないことを止めることは、大人としての責任として必ず存在する。
しかし……その大人が、子どもに心配させられるなんて。……全く、この子はしっかりしすぎている。
[メイン] 柳 みとり : ぬくみに、微笑みを見せつつ。
[メイン]
柳 みとり :
「ふふっ、ありがとうございます……ぬくみさんは、優しいですね
……では、よろしいでしょうか?」
と、屈強な人に目をやる。
[メイン]
久語ぬくみ :
「あと悪の親玉扱いしたのはごめんなさい」
そもそも口に出してないので言わなくていいことを付け加える。
[メイン]
中井 秋彦 :
「わかった。では車まで来てくれ」
冷たい視線は変わらず、ぬくみの謝罪に対して特にかける言葉もなく、2人を車へ向かうように促す。
[メイン] 柳 みとり : ……ふう、冷静な方ですね。極秘任務である以上、他の人も屈強な方が多いんでしょうか?
[メイン]
柳 みとり :
そんな想いを抱えつつ、頷き。
ぬくみの手を取り、車の扉を開く。
[メイン] 柳 みとり : ガコン、と音を立ててゆっくりと戸が開き。
[メイン]
久語ぬくみ :
「けほっ」
連れられてたのが、扉が開いた瞬間咳き込む。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
そこには、金髪と黒メッシュの、ウェーブのポニーテールの女が
煙草を咥えながら、開かれた窓に腕を置き、外を眺めながら黄昏れていた。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : そして赤の瞳をゆっくりと、乗ってきた二人の少女へと向ける。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
行儀の悪いことに、その少女は車内というのに
足を組んで座っていた。
[メイン] 久語ぬくみ : 握る手を強める。こわい。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : まさしく、悪の親玉の幹部、といった容姿の女であった。
[メイン] 柳 みとり : 「────ああ、虎子さんじゃないですか」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「あ?」
[メイン]
夢見 心地 :
「おっ、来た来た」
ゲームボーイポチポチしながら待っていた
今時ゲームボーイだ
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 眉を顰めながらも、みとりを見つめ。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「そういうアンタは……柳じゃねぇか」
[メイン]
柳 みとり :
すっとカメラを手に持ち、ぱしゃりと一枚。
撮る許可は貰っていない。
[メイン]
久語ぬくみ :
やさぐれたプリンの精霊?
失礼な目を向けつつやり取りを見る。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「なっ!?オ、オイ!?勝手に写真撮んな!?
今のアタシはオフだぞ、オフ!メイドじゃねーから
チェキは禁止だコラ!」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
虎のように吠える少女。
そして、ぬくみをちらりと見て、煙草の灰を車の外にトントン、と捨て。
[メイン] 夢見 心地 : 「いいじゃんいいじゃん、あっ、私も取ってよ~」
[メイン] 中井 秋彦 : 「おや?龍造寺くんと柳くんは知り合いだったのか?」
[メイン]
柳 みとり :
すみません、あまりにも場に合っていたものでと返しつつ。
ぬくみの方を見て。
[メイン] 夢見 心地 : 虎子に肩を組みシャッターを待つ
[メイン] 久語ぬくみ : そこで天使みたいな人に気づく。
[メイン] 久語ぬくみ : 「悪の幹部みたいな人が……天使みたいな人と仲良くしている……!!」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「なっ!?なんでそんなノリノリなんだよお前!?」
夢見を見ながら眉間に皺を寄せ。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 煙草の吸殻を、吸い殻入れの袋に入れ。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「……ま、ちょっとした縁があってな」
男に、そう説明する。
[メイン]
柳 みとり :
はーい、笑ってくださいねとぱしゃり。
ノリノリの一人と皺が寄った一人。
[メイン]
夢見 心地 :
「えっ?天使?」
「やだな~照れるな~もう」
[メイン]
久語ぬくみ :
肺が少し痛かったのでタバコが消えてほっとした。
このもみあげ、触っていいのかな……
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
天使……まぁ確かに、この夢見って女は、すげーちっちぇしな。
年齢はさっき聞いた、もう成人済みだったから堂々とアタシは煙草を吸ったが。
[メイン]
柳 みとり :
「悪の幹部……あはは……
一見は悪そうに見えますが、話してみればそうでもない、とすぐにわかりますよ」
[メイン] 柳 みとり : ちらり、と虎子に目を送りつつ。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「つか、悪の幹部ってテメー……失礼なガキンチョを連れてきてんなァ?
……ていうか、なんで子どもを?……まぁいいや
何か考えがあってのことなんだろうよ」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : そう言い、組んだ足を元に戻し。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「あー、おっさん、とりあえず飛ばしてくれ
んで、これから依頼説明だろ?」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
窓に、頬杖を着く。
ブスッとした表情で。
[メイン] 久語ぬくみ : みとりお姉ちゃんの言葉にそうなの?と思いつつも体を縮こませて座った。
[メイン]
柳 みとり :
色々ありまして、と付け加えつつ。
座席に腰を下ろす。こんなに人がいたら幽霊の一人や二人出て来そうですが。
[メイン] 柳 みとり : ちら、と運転席に目をやりつつ。
[メイン]
中井 秋彦 :
「そういえばまだ名を名乗っていなかったな」
車を出しながら、話し始める。
[メイン] 中井 秋彦 : 「私は中井 秋彦。自衛隊員をやっている」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
なるほどな、通りで体格が良いわけだ。
……だが、自衛隊員に割にゃ、ちょいときな臭ぇもんがあるのは
一体、何だろうなァ?
[メイン] 中井 秋彦 : 「そして依頼内容だが…柳くんは知っていると思うが、政府の上層部の一人娘が誘拐された。我々はそれを奪還しに行く」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「……なるほどな、だが警察が動く内容に聞こえるが
そこらへんは実際どうなんだ?」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 少なくとも、アタシら"カタギ"が関わるような仕事とは思えねぇ。
[メイン] 中井 秋彦 : 「誘拐犯は、警察に密告すると娘を殺すと脅してきた。それで少人数で潜り込む作戦というわけだ」
[メイン] 夢見 心地 : 誘拐犯から娘の奪還…今回の話はどっちかっていうとまるで”あっちの世界”の話みたいだ
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「そいつぁ……穏やかじゃねぇな」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 不機嫌そうに、眉間に皺を寄せながら、流れる景色を眺める。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「その口振りだと、どこから誘拐犯の拠点に潜入するとかも
もう既に練り込み済って感じか?」
[メイン] 中井 秋彦 : 「察しがいいな。ここから3時間ほどのところがアジトになる」
[メイン]
久語ぬくみ :
時々聞こえる物騒な単語によだれを飲みながら、そわそわ落ち着きなく話を聞いている。
何かあるわけじゃなくて、これがふつうの状態。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : ヘッ、と小さく笑い。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「……ちなみにだが、犯人の要求はなんだ?
やっぱ、金とかそういうのか?」
[メイン]
柳 みとり :
幽霊……というよりは人を相手にするのが主。
しかし、見えない所に潜むのが幽霊である。そちらの心配もしておかないと。
[メイン] 中井 秋彦 : 「ああ。そんなところだな」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「胸糞悪ィこったな、そんなもんのために
何の罪も無ぇ女の子を拉致るたぁよ」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : そう言い、自分の頭の後ろに腕を回し、背凭れに寄りかかる。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
…………しかしまぁ、冷静に分析すると……だ。
少人数で潜伏し、人質を取り戻すっつー作戦は
まぁ確かに、それ自体は理に適っちゃいる。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : だが─────やるなら、よ。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : じろりと、運転する中井の頭へ、赤の瞳を。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
─────アンタの仲間を連れていきゃいいだろ?
何のために、アタシらに声を掛けた?
……お仲間さんにゃ話せない、"何か"がある、ってか?
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : ……それに、だ。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
柳に、夢見、そして……ちっこいガキ。
どう考えても、潜入作戦にゃ不向きなメンツだろ。
だが、それでも決行するってことは……。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : …………"駒"か。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「─────気、引き締めようぜ、柳、夢見、ガキンチョ」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 狭い車内で再び、足を組む。
[メイン]
久語ぬくみ :
「ガキンチョ!?」
心外
[メイン]
夢見 心地 :
「ほいさ」
気を引き締めると言ったのに何とも気の抜ける返事だった
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「事実だろ」
[メイン] 久語ぬくみ : 「ぬくみよ、久語ぬくみ!覚えてよねプリンのお姉さん!」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「プリン!?」
心外
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「アタシのこの髪はなァ!?虎だ!!虎!!!」
[メイン]
夢見 心地 :
「プリン…?ああ~~~…」
プリンというワードに妙に関心を覚える
[メイン] 久語ぬくみ : 「でも、プリンの方がかわいいでしょ?」
[メイン]
柳 みとり :
二人のやりとりにくすりと笑いつつ。
また、カシャ、と音を鳴らす。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「でもってなんだよでもって!
可愛いとか別にいらねーし!?おい柳!お前のツレだろ!?
何か言ってやれ!!」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「って、また撮りやがって!?」
眉が思いっきりへし曲げられる。
[メイン]
久語ぬくみ :
あんまりかわいくない顔を撮られた気がする。
プリンのお姉さんのせいだと思われる。
[メイン]
夢見 心地 :
「え~?でも虎子ちゃん可愛いしな~」
ぬくみの意見に便乗し、さっきのアレを思い出しながら
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「!?!?夢見まで!?」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : ガーーーン。とショックを受けたような表情になる。
[メイン]
柳 みとり :
「あら、私も可愛いと思いますが……
それにほら、お仕事にもそっちの方があっているじゃないですか」
カメラをふらふらとさせつつ。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「!?!?!?」
[メイン]
久語ぬくみ :
「? なにかあるの? 聞かせて!」
謎の勘で言葉の裏を察しつつ、夢見お姉さんに食いついて追い打ちしていく。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「アタシは茶店じゃクールで売ってんだ……!!
きゃぴきゃぴしたアレは、いらねーんだ……!!!」
悔しそうな表情で、項垂れる。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「おい夢見」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : じろりと、赤の瞳を向け。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「言ったら、コロス」
[メイン]
夢見 心地 :
「え~?しょうがないなあ…」
オフ前に二人で取った写真はあったが閉まった
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : それでヨシだ、ああ、それでヨシ!
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : ふぅ、と息を吐き捨て、再び中井の背中へ目をやり。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「……赤信号だな、ちょうどいい
中井さん、人質の顔を教えてくれないかい?
知らずに突入したってしょうがねぇだろ?」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
夢見とオフ前に撮った写真の話題をなんとか逸らそうと。
とても真剣な表情で。
[メイン]
中井 秋彦 :
「私も今話そうと思っていたところだ」
4人の喧噪には何も関心がないようなそぶりで
[メイン]
中井 秋彦 :
「娘の名は礎 巴月、14歳の少女だ」
虎子に写真を手渡す。
[メイン] 中井 秋彦 : 「それぞれ確認しておいてくれ」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : それを受け取り、目を細めながら見つめる。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : そして、柳、夢見、久語にも見せる。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「……なんつーか、綺麗だな」
パッと出た感想は、それだった。
[メイン]
夢見 心地 :
「ふんふん…」
写真をまじまじと見る
[メイン] 久語ぬくみ : 「……! か、かわいい……!」
[メイン] 柳 みとり : 「……む、写真映えそうな……」
[メイン] 柳 みとり : ちらりと見つめ、ぬくみさんと同じくらいの年齢かな?と写真と交互に見比べつつ。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「……とりあえず、救出対象は分かったぜ
ま……たった一人で、心細いだろうしな……
中井さん、かっ飛ばしてくれ」
[メイン] 久語ぬくみ : ま、この感じならわたしよりは子どもでしょうね……
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
ちらりと、同じように久語の方へ見やる。
アタシが行っても、ビビらせるだけかもしれねぇ。
なら……このガキンチョが、もしかしたら役に立つかも、な。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : そう思いながらも、反対に足を組み直す。
[メイン] 中井 秋彦 : 「ああ、もうすぐつく。全員覚悟をしておくように」
[メイン] 中井 秋彦 : 途中で物資を購入し、アジトへと向かう。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
ああ、覚悟はもう決まってるぜ。
─────全員、ブッ生かす。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
車で3時間かけ、人気のない山の中に車がとまる。
ほとんど人が寄らないだろうと予測できるような場所にぽつんとひとつ倉庫のような建物が建っている。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : コキッ、コキッ。首と拳の骨を鳴らす。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「あそこか……」
そして空を見上げる、真っ暗な夜空を。
潜入するには、夜。これも理に適っている。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 月の光に反射する、虎子の赤の瞳は、倉庫をじっと捉えながら。
[メイン] GM : 倉庫は1階建てで窓がひとつもなく、扉はあるが南京錠がされている。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「中井さん、引き続き案内頼むぜ
……3人も、物音を立てねーようにな」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 柳、夢見、久語の方へ、ちらりと視線を向けながら。
[メイン] 夢見 心地 : 「りょ~かい」
[メイン]
中井 秋彦 :
「ああ。私の後ろについてきてくれ」
そう言って、拳銃を取り出す。
[メイン]
久語ぬくみ :
「ん!」
心霊現象には少し付き合っているので、この空気はなんだか心地よく。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 身を屈ませ、獲物を待つ虎のように、軽やかに中井の後に続く。
[メイン]
柳 みとり :
「荒事は……お願いしますね」
夜の侵入。そんな非日常らしいシチュエーション。
けれど夜の経験は何度もある。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 柳の言葉に、こくりと頷く。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「……アタシからなるべく離れねーようにな
好奇心に負けんなよー?」
[メイン] 柳 みとり : すっと、カメラを携え二人の後を追う。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : にやりと、月光に反射する笑みを見せながら。
[メイン]
夢見 心地 :
彼等の後ろについていくように
こういう事には慣れてるが…折角初対面なのであえて初心者を装った
[メイン]
柳 みとり :
「ふふっ……霊が出たら話は別ですけどね」
笑みを見せつつ、ちらりと家を見上げながら。
[メイン]
久語ぬくみ :
「わたしも子どもじゃなっ」
大声がでそうだったので口を閉じた。噛んだ。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : しーーーーーーーーっ。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 口元に人差し指を立てながら、久語にニッコリと笑う。
[メイン] 久語ぬくみ : こくこく。涙目で。
[メイン]
柳 みとり :
ふふっ、と笑みを浮かべ、彼女の頭を撫でつつ。
足を進めていく。
[メイン] 中井 秋彦 : コソコソする4人をよそに、ドガン!と南京錠を銃で撃ち抜く。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「……ヘッ、発砲許可貰ってんのかよ」
[メイン] 久語ぬくみ : ❕❓
[メイン] 夢見 心地 : 「わ~お大胆だねえ」
[メイン]
柳 みとり :
「……流石に……初めて見ましたね」
目を見開きつつ。
[メイン] 中井 秋彦 : 「正面突破が一番早いと考えただけだ」
[メイン] 中井 秋彦 : 「それより、これで中に入れるようになったから行くぞ」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : ……アタシが想像してたよりも、随分と大胆な作戦だったみてぇだ。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 聞き耳振るぞ、今の銃声で倉庫内が騒がしくなったりしなかったか?
[メイン] GM : どうぞ!
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : CCB<=80 聞き耳 (1D100<=80) > 84 > 失敗
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 耳が藤"虎"だった
[メイン] 夢見 心地 : 🌈
[メイン] 夢見 心地 : アッシーン変わったから登場しとこ
[メイン] 久語ぬくみ : 耳が藤虎はむしろ良いでしょ
[メイン] 夢見 心地 : 43+1d10 登場/リザレクト (43+1D10) > 43+3[3] > 46
[メイン] system : [ 夢見 心地 ] 侵蝕率 : 43 → 44
[メイン] system : [ 夢見 心地 ] 侵蝕率 : 44 → 46
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「………中の様子が分からねぇな、用心しとくに越したことはねぇ
柳、少し探れるか?」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : かなり分厚い扉のようだ、相当耳が良くないと、中の様子は調べられないだろう。
[メイン]
柳 みとり :
こくり、と頷き。
耳を扉にぴったりと当てる。
[メイン] 柳 みとり : CCB<=80 聞き耳 (1D100<=80) > 17 > 成功
[メイン] GM : なんの気配も音もしないことがわかります
[メイン] 柳 みとり : すっと耳を放し。
[メイン] 柳 みとり : 「ここには……幽霊もいなさそうですね」
[メイン]
柳 みとり :
つまりは、人の音も気配もないという言い回し。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「………何?」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 片方の眉がへし曲がる。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「今のは、結構大きな銃声だったぜ……?」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : そのまま、扉の方へ視線をやり。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「……感付かれたのか、それとも……?
………良い予感がしねぇな、急ぐぞッ」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 礎って子が、心配だ。
[メイン] 夢見 心地 : 「確かに誰も騒がないのは妙だけど…うん急ごう」
[メイン]
久語ぬくみ :
「……? 巴月ちゃんがいるんじゃないの?」
首を傾げつつも、ついていく。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : そのまま扉を開き、中へと侵入開始。
[メイン]
柳 みとり :
額に薄ら汗を見せながらも。
他に続き、後を追う。
[メイン]
GM :
中に入ると、人の気配がしないことが分かる。
受付にもだれもいない。
受付以外の部屋へは、ロックがかかっている。
[メイン] 夢見 心地 : じゃあまず受付に
[メイン] 夢見 心地 : 「ここしか開いてないし…勝手にお邪魔するよ~」
[メイン]
GM :
ここには全フロアマップと、ロックを解除するシステムがある。
ロックを解除するシステムは、ただボタンを押すだけで解除できる。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「ガキンチョー勝手に変なボタン押すなよー」
[メイン] 久語ぬくみ : ──もう、押してる。
[メイン] 久語ぬくみ : 「え?」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 制御室を、目を細めながらキョロキョロと見渡していると。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「え?」
[メイン] 夢見 心地 : 「エッ?」
[メイン] 久語ぬくみ : 指は既にボタンに押し込まれている。
[メイン] 柳 みとり : 「…………」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 目を丸くし、ほんのしばらく固まっていた。
[メイン] 柳 みとり : 「……ぬっ、ぬくみさん!?」
[メイン]
柳 みとり :
「だ、大丈夫ですか!?なにか怪我とか……!」
慌てて駆け寄り、ボタンの辺りを見回しつつ。
[メイン]
久語ぬくみ :
「だ……だって……光ってたし……」
蛍光色にボタンがピカピカしてる。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「子どもか!?」
[メイン] 中井 秋彦 : 「見たところ、部屋のロックを解除するもののようだな」
[メイン]
久語ぬくみ :
「大人だもん!」
「ケガはないけど……」
[メイン] 夢見 心地 : 「なんだなら良かった」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「……そ、そういうことだったのか……」
[メイン] 久語ぬくみ : 「! ほら! ネッネッ」
[メイン] 柳 みとり : ほっと一息つきつつ。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「うっせ!うっせ!今回がセーフだっただけだ!」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「柳!ちゃんと手を繋いで歩けよなー!」
[メイン]
久語ぬくみ :
「……虎のお姉さん、嫌い!」
「みとりお姉ちゃん心配してくれてありがと~!」
[メイン]
柳 みとり :
「まぁまぁ……怪我の功名ですよ
……見ていなかった私の責任でもありますから……」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 嫌いで結構!嫌われ者で結構!!
[メイン] 夢見 心地 : 「あらら嫌われちゃったね…」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「別に気にしてねーし」
ぷいっ。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : そのまま、次の部屋へと、スタスタと。
[メイン]
柳 みとり :
「人に向かってあんまり嫌いって言っちゃだめですよ?」
と言いながらも、ぬくみの手を取りつつ。
[メイン] 久語ぬくみ : むう~ん。不服気にしつつ手は取られる。
[メイン]
GM :
ロックを解除し扉をあけると、廊下の左端の方(便所の前)に震えて縮こまってる男がいることが分かる。
男はぶつぶつ何か言っている。
[メイン]
久語ぬくみ :
「ひと……!?」
手に口を当てる。
[メイン]
柳 みとり :
「む、行ってしまわれましたか……
……おや」
[メイン]
中井 秋彦 :
「誰かいるようだな」
銃を構える。
[メイン]
柳 みとり :
レンズを通して覗き見る。
……霊ではなさそうだけれど。
[メイン]
久語ぬくみ :
「だ、だいじょうぶ……!?」
恐る恐る声をかける。
だって様子がおかしい。
[メイン]
:
「あいつは怪物だ。あんなやつ連れてくるんじゃなかった」
ブツブツとうわごとのように同じ言葉を繰り返している。
[メイン]
久語ぬくみ :
「……!」
怖い。思わず手に力が入る。
[メイン] 柳 みとり : ……怪物?まさか、ここに人がいないのはそのせいだとでも?
[メイン] 柳 みとり : 強まる手の力に、優しく握り返しつつ。
[メイン]
柳 みとり :
「中井さん……この方、見覚えはありませんか?」
ちら、先導していた彼に目を向ける。
[メイン]
中井 秋彦 :
「いや、まったく」
みとりの問いに首を横に振る。
[メイン]
柳 みとり :
……要注意人物などではなさそうですか。
ですが、この状態を見るに、どうやら話すことも難しそうですね……。
[メイン] 久語ぬくみ : 震える男の人の方に近寄って行って体を揺すってみる。
[メイン] : 身体を揺すられ、我に返ったような表情をしてぬくみの方に顔を向ける。
[メイン] : 「こ、子供がなんでここに…?」
[メイン]
久語ぬくみ :
「❕ 大丈夫?」
ほっとした様子を見せつつ。
[メイン] 久語ぬくみ : 「えっ!えっと……え~~~っと」
[メイン] : 「あ、ああ…」
[メイン]
久語ぬくみ :
「…………………」
「おじさん……髪、とく?」
話題を逸らすの苦手民。
[メイン] 柳 みとり : 怖がることもなく話しかけた彼女に、目を見張りつつ。
[メイン]
:
「???髪…?」
困惑の表情を浮かべる。
[メイン]
柳 みとり :
「それもいいですね……ですが、少々余裕がない状態ですから……
ええっと、先ほど呟かれていた”怪物”とは、一体?」
[メイン] 柳 みとり : ちらり、と男性に目を向けて。
[メイン]
久語ぬくみ :
さっきお姉ちゃんはこれでごまかそうとしてたんだけど。
まあ……わたしもごまかされなかったもんね……
[メイン] : 「あ、ああ…。あいつは懲役監にいる…。だが、入らない方がいい。あいつは危険なんだ。背中から…」
[メイン] 中井 秋彦 : 男の言葉の途中で拳銃で男を殴る。
[メイン] 久語ぬくみ : ❗❓
[メイン] 柳 みとり : 何だかよくない所まで真似されている気がする。
[メイン] 柳 みとり : 「…………!」
[メイン] 柳 みとり : 「……中井さん、何を……?」
[メイン] 中井 秋彦 : 「今怪しい動きをしようとしたように見えた」
[メイン]
柳 みとり :
躊躇なく、予備動作も見せず動いた彼に、たらり。
冷や汗を掻きつつも。
[メイン]
久語ぬくみ :
「……?そ、そうなの?」
そうは見えなかったけど……
[メイン]
柳 みとり :
「……そう、ですか
仕方ないとはいえ、次からは言ってくれないと驚きますよ」
[メイン] 中井 秋彦 : 「ああ、わかった」
[メイン] 柳 みとり : 眉をひそめながらも、ちらりと。
[メイン]
柳 みとり :
こく、と頷き。少しばかりぬくみより前に立つ。
……あの人のことは、後で救急車なりで運んでもらおう。
[メイン] 久語ぬくみ : かわいそうなので殴られた部分に冷えたいちごミルクの缶を当てて置いておく。
[メイン]
柳 みとり :
「ともあれ、聞き出せなかったのなら……調べるまでです
ちょうどそこに資料室があるようですから……」
[メイン] 柳 みとり : 冷たそう。
[メイン] 中井 秋彦 : 「待て、資料室なんて調べてる暇はない。今は保護対象を探すことが第一だ」
[メイン] 久語ぬくみ : 「え?資料室にいるかもしれないじゃない」
[メイン] 柳 みとり : その可能性もある。こく、と頷き。
[メイン] 中井 秋彦 : 「先に他の部屋を調べてからも遅くはないと思うが、分かれた2人も心配だしな」
[メイン] 久語ぬくみ : 「そういえば、あのおじさんが危ないって言ってたチョーエキカン?に二人が……!」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「─────心配無用だぜ」
[メイン]
柳 みとり :
虎子さんの腕っぷしなら、荒事は解決しそうだけれど……
油断は禁物、か。それなら────。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : ポッケに手を突っ込む、金髪と黒メッシュの少女が、3人が向かおうとする廊下の先に立っていた。
[メイン]
久語ぬくみ :
❗
このドスの利いた声は!
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : そして虎子の横には夢見と、そしてもう1人の少女が。
[メイン]
柳 みとり :
「……わっと!……お早いんですね、もう見つかった……とか?」
くるりと目を向けて。
[メイン]
中井 秋彦 :
「どうやら保護対象を確保出来たようだな」
虎子たちの方を見て
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「そういうこった、無事救出完了だ」
ニヤリと笑いながら。
[メイン] 夢見 心地 : 「そゆこと」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「………」
[メイン]
礎 巴月 :
「こんばんは」
ニコリと笑ってみとりとぬくみにあいさつする。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 3人のそばに倒れる男を見やり。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
・・・・
……礎の、言う通りだった。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 血は流れていない、打撲によって気絶させられたんだろう。
[メイン]
久語ぬくみ :
「わ、写真通りのきれいな子!よろしくね!わたし、ぬくみって言うの!」
お姉さん風に行く。
[メイン] 久語ぬくみ : 資料室の戸にかけようとしてた手を放して三人の方を向いた。
[メイン] 礎 巴月 : 「ぬくみちゃんだね。よろしく」
[メイン]
柳 みとり :
「……えっと、こんばんは」
救出対象であるのに、怯える様子のない彼女に、目を見張りつつ。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
なんつーか……色々と、不自然っつーか、引っかかるもんが、あるな?
……こんだけギャーギャー騒いでんのに、誘拐犯の対処が遅いどころか
むしろ、反撃食らって倒れている。
[メイン] 夢見 心地 : 「……」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
んで………この子だ、自分が誘拐されてるってのに
まー落ち着いてる。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 気にならないってなったら、そりゃあ、嘘になるわな。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「中井さん、柳、久語、とりあえず一旦外に出よう
ここは、安心とは言えない場所だからな」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : ……詳しいことは、もうちょっとゆっくりできるところで、な。
[メイン]
中井 秋彦 :
「ああ、私もそのつもりだ」
虎子に同意を示す。
[メイン]
柳 みとり :
「そうですね、戻ってくるかわかりませんし……
それと、虎子さん……」
[メイン] 柳 みとり : ちらり、と目を向け。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「ん?」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 小首を傾げる。
[メイン] 柳 みとり : 「懲役室にいたのは、彼女だけでしたか?」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : こくりと頷く。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「……それが、どうしたんだ?」
[メイン] 柳 みとり : 虎子の返答に、首に手を当てる。
[メイン] 柳 みとり : ────あいつは懲役監にいる…。だが、入らない方がいい。あいつは危険なんだ。背中から…
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 柳の、探偵らしい顔つきに、目を細めながら。
[メイン]
柳 みとり :
……うわ事の一つにも思えますが。
現場にいた人間の発言は、真実を暴くうえで大切になる。
[メイン] 柳 みとり : 「いえ、もしかしたら霊がいてくれたら見に行くのになぁ~、と思いまして」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「なんじゃそりゃ」
ははっ、と軽く笑いながら。
[メイン] 柳 みとり : カメラを掲げ、ふふっ、と笑い返しつつ。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : この心霊写真撮る気満々なポーズ!
[メイン]
久語ぬくみ :
「あ、巴月ちゃん喉乾いてない?これいる?」
二人を他所に巴月ちゃんに絡んでいる。
苺ミルクの缶、二度。
[メイン] 礎 巴月 : 「ありがとう。もらっていいの?」
[メイン]
久語ぬくみ :
「いいわよ!お姉さんだもの!」
ドヤ
[メイン] 礎 巴月 : 「うわ!それなら遠慮なくもらうね」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「ほら行くぞお前ら~」
二人のほっぺをむにっと摘まんで。
[メイン]
久語ぬくみ :
「なにすんにょ!」
と言いつつ缶を渡す。
ストックはまだまだある──
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「ここは危険だっつっただろぉ~?
お姉ちゃんならそのくらい、分かるよな~?」
[メイン]
礎 巴月 :
「みんな戻りたそうだから行こっか」
缶を受け取り、頬をつままれつつも気にしてないそぶり。
[メイン] 久語ぬくみ : 「分かってますー!いこいこ!」
[メイン] 夢見 心地 : う~んでも…何も調べてないけどこれでいいのかな…?と思いながらもこの場所を後にする
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
ま、色々腑に落ちないことがあるが
全員無事なら、それが何よりだ。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : そうして虎子は、出口へと向かっていった。
[メイン]
柳 みとり :
違和感は残る。
しかし、本来の依頼目標は保護。
……好奇心を動かしすぎても、仕方ないですしね。
[メイン] 柳 みとり : 月明りが光る、夜の外に向かって行った。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
全員が車に乗る。
この時、巴月は助手席にのり運転は中井が行っている。
[メイン] 中井 秋彦 : 無言で運転を続ける。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 車窓に肘を着きながら、流れる景色を眺め。
[メイン] GM : 全員<アイデア>どうぞ!
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : CCB<=55 アイデア (1D100<=55) > 85 > 失敗
[メイン] 柳 みとり : CCB<=70 INT×5 (1D100<=70) > 44 > 成功
[メイン] 夢見 心地 : CCB<=60 アイデア (1D100<=60) > 28 > 成功
[メイン] 久語ぬくみ : ccb<=70 想像 (1D100<=70) > 62 > 成功
[メイン] GM : 虎子以外は来た道と別の道で帰っていることに気づく。
[メイン]
夢見 心地 :
「……?」
おや?これは……
[メイン] 夢見 心地 : 話はここからか…じゃあそれまで寝よう…
[メイン] 夢見 心地 : 安心したようにすやすや眠る
[メイン] 柳 みとり : カメラに触れ、取っていた写真を整理していたが。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 虎子はというと、誘拐犯の警戒の無さについて、ずっと思案をしていたようで。
[メイン] 柳 みとり : 顔を見上げ、ちらりと外を見つめた時。
[メイン] 久語ぬくみ : 鼻歌を歌いながら夜の街を見てる。
[メイン]
柳 みとり :
「あれ……行先はどちらなんですか?
行きと方向が違うような気がしますが……」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「─────あ?」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 柳の言葉に、眉をへし曲げる。
[メイン] 久語ぬくみ : 「あれっドライブじゃないの!?」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : ……言われてみれば……あん?どこだここ。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「どういう料簡だ中井」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : ドスの利いた声で、後ろの席から話しかける。
[メイン]
柳 みとり :
外の風景を写真に収めておく。
カシャ。
……やはり、行きと違う。
[メイン] 久語ぬくみ : 来た時と違う景色に飽きないなあとか思ってた。
[メイン]
中井 秋彦 :
「………」
虎子の言葉を無視して車を進める。
[メイン] GM : そして人気が全くない山中で急に車が止まる。
[メイン] GM : 全員<幸運>どうぞ!
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : CCB<=80 幸運 (1D100<=80) > 81 > 失敗
[メイン] 夢見 心地 : CCB<=90 幸運 (1D100<=90) > 77 > 成功
[メイン] 久語ぬくみ : ccb<=60 (1D100<=60) > 61 > 失敗
[メイン] 柳 みとり : CCB<=65 POW×5 (1D100<=65) > 65 > 成功
[メイン]
礎 巴月 :
「あなたたち、逃げた方がいいんじゃない?」
そう言いながら、助手席でクスクス笑っている。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「……………へぇ、そういうことか」
[メイン] 夢見 心地 : 車が停止したのとその言葉で目を覚まし
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 虎子の頬に、冷や汗が伝う。
[メイン] 中井 秋彦 : その瞬間、虎子の頭に中井が拳銃を向ける。
[メイン] 夢見 心地 : 「やっと目的地に着いたみたいだね、で…ここ何処?」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 眉間に大きく皺を寄せ、銃口に、そして中井に睨みをきかす。
[メイン]
柳 みとり :
「……なっ……!」
ぬくみの前に手を伸ばし、じっと二人の緊迫に目を向ける。
[メイン]
久語ぬくみ :
この空気には危機感が芽生えてみとりお姉ちゃんの服の裾を掴む。
そして巴月ちゃんの手を引けるように、もう片方の手にも力を入れて。
[メイン]
中井 秋彦 :
「君たちは知りすぎてしまった。もう用済みだ」
虎子の視線にまったく臆することなく拳銃を構え続ける。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「極道舐めてんじゃねぇぞ」
[メイン] 中井 秋彦 : 「そうか。ではここでお別れだ」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
そして、ちらりと赤の瞳を柳へ向ける。
逃げろ、という意だ。
[メイン] 中井 秋彦 : 中井が拳銃の引き金に指をかける。
[メイン] : その瞬間、車内に金色の光が突然あらわれる。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
さて─────アタシはここで死……
………なっ!?
[メイン] 久語ぬくみ : 拳銃に目を瞑ると、瞼の裏に光。
[メイン]
夢見 心地 :
「あっ!!?」
まぶしっ!!?
[メイン]
柳 みとり :
「……っ」
虎子の視線に、一瞬迷いが発生し。
[メイン] 柳 みとり : その隙に────光が、目を覆う。
[メイン]
礎 巴月 :
その光の正体は、黄金に煌めく細長い触手だった。
触手は礎 巴月の背中から何本も生えており、中井の頭に巻きついていく。
[メイン]
中井 秋彦 :
「なぜだ!!!うわああああ!」
大声をあげて触手を撃つが全く効かずそのまま動かなくなる。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「こ、こいつは……一体、どうなってるんだ………!?」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 想定外も想定外であった、人智を越した力が目の前で繰り出されていた。
[メイン] 中井 秋彦 : そのまま数秒ゆっくりと触手は中井の頭から離れると、中井の目の焦点は合っておらず、突然持っていた拳銃を自分のこめかみにあて引き金引こうと指をかける。
[メイン] 夢見 心地 : 「どうなってる…どうなってるんだろうね…?」
[メイン]
久語ぬくみ :
「…………」
ぱちくり
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : CCB<=95 キック (1D100<=95) > 64 > 成功
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
中井の腕を、鋭い蹴りで、一閃。
手に持つ銃を吹き飛ばそうとする。
[メイン]
柳 みとり :
「…………」
目の前に引き起る怪奇現象に、興奮する余地もない。
求めている霊のようで、その実、正気ではないような光景。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「………だから……言っただろ……中井、極道を、舐めんなって」
冷や汗を垂らしながら、ニヤリと笑い。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 『言っとくが、アタシが関わるなら』
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 『─────誰一人、欠けさせねーから』
[メイン] 中井 秋彦 : 拳銃をポトリと落とし、そのままうなだれる。
[メイン] 礎 巴月 : 「あれ?助けるの?」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : はぁ、はぁ、はぁ。と呼吸を荒げながらも、礎の方へ向き、頷く。
[メイン] 夢見 心地 : 「まあうん…これは…」
[メイン] 礎 巴月 : 「彼はあなた達を殺すつもりだったみたいなのに」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「当たり前だ、死人が出て良い道理がねぇ」
[メイン] 柳 みとり : 「……虎子さん……」
[メイン] 夢見 心地 : 「とりあえず二人から話聞く必要あるよね」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「何より─────礎に、久語が見て良いもんじゃねぇ」
[メイン] 礎 巴月 : 「ふ~ん。あなたは優しいんだね」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「……そ、そういうのじゃねーから!"極道"だっつってんだろうが!」
[メイン] 礎 巴月 : 「でも、どうせあなたたちは3日後には死んでしまうんだから助ける必要なかったのに」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : ………あ?
[メイン] 夢見 心地 : 「……えっ?」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 今、なんて、言った─────?
[メイン]
久語ぬくみ :
「虎子お姉さん……」
「えっ」
[メイン] 柳 みとり : その言葉に、ずっと引っ張られていた袖の引きを確かに感じつつ。
[メイン] 柳 みとり : 「……それは……どういうことですか?」
[メイン] 礎 巴月 : どういうことかと問い詰めても巴月は笑っている。
[メイン]
柳 みとり :
唐突に投げ出された言葉。
言葉の真意を考えるまでもなく、それを尋ねてしまった。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「…………」
よくわからねぇ、と言いたげな表情で頭を掻きながらも。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「……まぁ、あれだぜ、礎」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「人間なんてよ、100年もすりゃ、死んじゃうんだ、全員な」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「じゃあ死ぬのが、50年だろうと、10年だろうと、1年だろうと」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「3日後だろうと、明日だろうと」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「……それでも、曲げられねーもんを曲げずに生きていく
それがよ、人間だから、な」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : ─────少なくとも、アタシはそうして生きていくつもりだ。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「……とりあえずアタシは、中井を病院に連れていく
柳、礎のこと頼んでもいいか?」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : そう言い、中井の片方の肩を持ち上げ。
[メイン] 久語ぬくみ : 「あ、待って!」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : ん?と首を傾げ、久語を見やる。
[メイン] 久語ぬくみ : 「……わたしと巴月ちゃんのためにおじさんのこと、止めてくれてありがとう!」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「…………ん」
少し頬を朱に染め、視線を逸らす。
[メイン] 夢見 心地 : 「あっ虎子私からも待って」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : んっ、と今度は夢見の方へ視線をやり。
[メイン] 夢見 心地 : 「一応抵抗できない様に秋彦から色々奪っとこう」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「おっと、そうだな
……やっぱお前、随分と手慣れてるよな……」
フッ、と笑いながらも。
[メイン]
柳 みとり :
「……ええ、私からも……監督不行き届きでした
私が動けなかった分、虎子さんが埋めてくれましたから」
[メイン] 柳 みとり : こく、と頭を下げ。そして、見返す。
[メイン]
柳 みとり :
「ですから、ぬくみさんと礎さんの事はお任せください」
すっと、目を開いて答えつつ。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : その言葉に、にこりと笑い。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「頼んだぜ、探偵さん ……それに」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「─────"真実"は、まだ暴かれちゃいねーからな」
[メイン] 柳 みとり : ふふっ、と笑い返し。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : そうして、柳に拳をゆっくりと突き出す。
[メイン] 柳 みとり : その拳に、こつん。
[メイン] 久語ぬくみ : ついでに横からぬくみも加わる。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「おっとぉ、へへ」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
久語にも、ニッ、と笑みを見せながらも。
そうして虎子は、中井を背負い、山を下っていった。
[メイン] 礎 巴月 : 去って行く虎子を少し寂しそうに見送る。
[メイン]
柳 みとり :
────真実を暴く、ね。
……彼女の怪奇現象は、霊のようで違うような……その感じる違和感。
……なら、それを知るのが探偵でしょう。
[メイン] 柳 みとり : ちらり、ミラー越しに礎を見つめて。
[メイン]
柳 みとり :
「先ほどの”あれ”……私達、巻き込まれていませんよね
それは……どうしてでしょうか?」
[メイン] 柳 みとり : その正体も、幽霊専門探偵として気になりますが!と、指一本立てつつ。
[メイン] 久語ぬくみ : 「魔法みたいだった……う~ん、巴月ちゃんが助けてくれたのよね?」
[メイン] 礎 巴月 : 「だって、お姉ちゃんたちは私を助けに来てくれたんでしょ?」
[メイン] 礎 巴月 : 「だからお礼だよ。意味があったかどうかはわからないけど」
[メイン] 礎 巴月 : ぬくみにコクリと頷く。
[メイン] 久語ぬくみ : 「やっぱり!もしかして……魔法使い!?」
[メイン]
礎 巴月 :
「う~ん…ちょっと違うかなぁ」
曖昧な返事をしつつも否定する。
[メイン] 久語ぬくみ : えっじゃあ何なの?と首を傾げてる。
[メイン]
柳 みとり :
「それも気になるけれど……
ならば、先ほどの私達が3日後に死ぬ……あれも意味はあるんですか?」
[メイン] 柳 みとり : じっと、真剣な瞳で見つめる。
[メイン] 夢見 心地 : 「ぶっちゃけ正体なんなの?貴方追って来た秋彦もなんかどう見ても様子おかしかったし…」
[メイン]
柳 みとり :
子どもが言っているのだ、滑稽無糖な話だと無視はできる。
しかし、先ほどの力を見た後。そして、霊を信じる者として……この”予言”は、見過ごせないものだった。
[メイン]
礎 巴月 :
「そんなに知りたい?」
3人の顔をそれぞれ眺めて
[メイン] 久語ぬくみ : こくこく!
[メイン] 礎 巴月 : 「それなら、交換条件!」
[メイン] 夢見 心地 : 「条件?何何?」
[メイン] 柳 みとり : 首をかしげ、ちらりと見つめる。
[メイン] 礎 巴月 : 「海に連れて行ってくれない?私、海に行ったことないの」
[メイン] 夢見 心地 : 「海?いいよ」
[メイン] 夢見 心地 : 「……あっ、秋彦は今病院か…」
[メイン] 夢見 心地 : 「しゃ~ない私が運転しよう」
[メイン] 久語ぬくみ : 「海?ねね。みとりお姉ちゃん、海がきれいに見えるところとか知らないの?」
[メイン] 柳 みとり : 「海……ん。……そうね、ここからすぐ近くに、開けた海があったはずだけれど……」
[メイン] 柳 みとり : 顎に指を当てつつ。
[メイン]
柳 みとり :
「あら…夢見さんは運転できるんですか、ぜひお願いします!」
ナビゲートは任せ下さい、と伝えつつ。
[メイン]
久語ぬくみ :
さすがお姉ちゃん!
シートベルトを付けなおす。
[メイン] 夢見 心地 : 「まっかせて!」
[メイン] 柳 みとり : 実際は運転できないだけではある。
[メイン] 夢見 心地 : 実際免許はある、前の世界のものなので使えるのかあいまいだが…
[メイン] 柳 みとり : そうして、4人を乗せた車は走り出し────。
[メイン] 柳 みとり :
[メイン] 夢見 心地 : 無形の影+コンセントレイト:ウロボロスで運転!
[メイン] GM : どうぞ!
[メイン] 夢見 心地 : CCB<=90 無形の影+コンセントレイト:ウロボロス (1D100<=90) > 56 > 成功
[メイン] system : [ 夢見 心地 ] 侵蝕率 : 46 → 52
[メイン] 夢見 心地 : 手足から影を伸ばし器用に運転する
[メイン] 柳 みとり : あの身長でも届くんだなぁって見てる。
[メイン] 久語ぬくみ : なんか体が伸びて見える。すごい。
[メイン] 礎 巴月 : 海を楽しみにしていて、隣の運転席に座る心地の異常さをまったく気にしていない様子。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : 海に到着することにはすっかり夜が明けている。
[メイン] 夢見 心地 : 52+1d10 登場/リザレクト (52+1D10) > 52+4[4] > 56
[メイン] system : [ 夢見 心地 ] 侵蝕率 : 52 → 56
[メイン]
久語ぬくみ :
「ふぁ……」
あくびが出た。中学生にはおねむな時間だ。
[メイン]
礎 巴月 :
「すごい!!これが海!!!」
海に着くなり走り出す。
[メイン]
柳 みとり :
一面に広がる海。
波の音をBGMに、パシャリ、と一枚。
[メイン]
柳 みとり :
「ごめんなさいね、こんな時間まで……
あら」
[メイン]
久語ぬくみ :
「いきなり走っちゃだめよ~」
半目でとてとて追いかける。
[メイン]
夢見 心地 :
「着いたよ~…ふぁっ…」
ぬくみにつられてあくびが出る、仮眠取ったとはいえもう大分時間が立つ
[メイン] 柳 みとり : 眠たげな眼でとたとたと走る二人を、また写真に収める。
[メイン] 礎 巴月 : 今までの大人びた雰囲気がなくなり子供のようにはしゃいでいる。
[メイン] 久語ぬくみ : うぇっ、とフラッシュで少し目が覚める。
[メイン]
柳 みとり :
「運転お疲れさまでした、少し休みます?」
カメラの中で海を覗きこみながら。
[メイン] 夢見 心地 : 「ええ?」「……いや、まだいいや」
[メイン]
久語ぬくみ :
「海……そういえば初めてだな」
潮の匂いとべとつく髪。
見渡せない景色……
[メイン] 久語ぬくみ : 「巴月ちゃんも初めて?」
[メイン] 礎 巴月 : 「うん!」
[メイン] 礎 巴月 : 「本やテレビでしか見たことなかったんだ」
[メイン] 久語ぬくみ : 「! 巴月ちゃん”も”病気してたの?」
[メイン] 礎 巴月 : 少し考え込むような仕草をしたあと
[メイン] 礎 巴月 : 「う~ん…病気とはちょっと違うけど、似たようなものかもしれない」
[メイン] 礎 巴月 : 「それより、ぬくみちゃん。''も''ってことは、ぬくみちゃんは病気だったの?」
[メイン]
久語ぬくみ :
「うん!このところは、元気になったんだけど!」
腕を捲って力こぶを作る。できなかった。
[メイン]
礎 巴月 :
「そうなんだ。治って良かったね!」
笑顔を向ける。
[メイン]
久語ぬくみ :
「ん!
学校にちゃんと行けるようになったのも最近で……実は、お友達もできてなかったんだけど……」
[メイン] 久語ぬくみ : 「だから、巴月ちゃんとお友達になれて嬉しい!」
[メイン] 久語ぬくみ : 向けられたのと同じように笑顔を返す。
[メイン]
礎 巴月 :
「え…?」
''友達''といわれて少しびっくりしたような様子で。
[メイン]
久語ぬくみ :
「と、友達じゃなかった……?」
様子を窺うように。
[メイン] 礎 巴月 : 「ううん。ちょっとびっくりしちゃって」
[メイン] 礎 巴月 : 「今まで、友達なんていなかったから」
[メイン] 久語ぬくみ : 「じゃ!じゃあ!初めての友達同士だね!!」
[メイン] 久語ぬくみ : 思わず、手をがしっと握る。
[メイン] 礎 巴月 : その言葉にぱあと顔を輝かせる。
[メイン]
礎 巴月 :
「うん!友達!」
握られた手をブンブンと振り、喜びをアピールする。
[メイン] 久語ぬくみ : ブンブンブンブンブン
[メイン] 礎 巴月 : 負けじとブンブンブン
[メイン]
久語ぬくみ :
「昔ね、絵本でよく見た光景があるの。青い海と、白い砂浜!
そこには、いっつもお話の主人公がいるの……」
[メイン] 礎 巴月 : うんうん、と話を聞く。
[メイン]
久語ぬくみ :
「だからこうしてると、お話の主人公みたいですてき!
ね、巴月ちゃんはどうして海に来たかったの?」
[メイン]
夢見 心地 :
「……しまった、海なら水着でも買ってくるんだったね…」
カフェイン系のタブレットを手に取り、口に入れ、
その後まだ中身がある容器をみとりの方に投げる
[メイン] 柳 みとり : ぱし、と容器を受け取り。
[メイン] 柳 みとり : 「……?あら、まだ残ってますけど……」
[メイン] 夢見 心地 : 「貴方も眠いでしょ、食べときなよ」
[メイン]
柳 みとり :
二人にカメラを向けつつも。
揺らし、ぽちゃぽちゃと音が鳴るのを確認する。
[メイン]
柳 みとり :
「……ふふ、そうでしたね
興奮しっぱなしで我を忘れていました」
あはは、とカメラを掲げながら笑い返し。
[メイン] 夢見 心地 : (タフだねえこの子…)
[メイン]
柳 みとり :
では、いただきます。
こくりと口に付ける。……思ったより苦い。変な顔になる。
[メイン]
柳 みとり :
「今の時間、海の家なんてものはやってないでしょうからね
そう思うと、服でも気にしない二人が羨ましくも思えてきます」
[メイン] 夢見 心地 : 苦みに悶えるその顔を見て……
[メイン] 夢見 心地 : 「プッ……アハハハハハ!」
[メイン] 柳 みとり : 「ぅええ……!?」
[メイン]
柳 みとり :
思わず、ヘンな声が。
何かヘンな事しましたかね……!?
[メイン] 夢見 心地 : 「アハハハハ…いやあゴメンゴメン、苦いの苦手だった?」
[メイン] 柳 みとり : 「……少し砂糖を入れれば飲めますよ」
[メイン]
柳 みとり :
凛とした顔が、少しぶすっと顔を曲げて。
砂が付くのを纏わず、砂浜に腰を下ろす。
[メイン] 柳 みとり : 「そういう夢見さんはどうなんですか、こんな黒い物……」
[メイン]
柳 みとり :
ぽちゃぽちゃと黒い液体を見つめる。
悪霊を煮詰めた液体?
[メイン] 夢見 心地 : 「え?まあこんな黒い物と言われてもいつも飲んでる奴だし…」
[メイン] 柳 みとり : 目を大きく見開く。
[メイン]
柳 みとり :
……こんな小さいのに……!
普段からこんなのを飲んでるというの……!?
私の腰くらいの身長なのに……!
[メイン] 柳 みとり : 何か負けた気がして、ぐっとこらえ。
[メイン] 柳 みとり : 「……返します」
[メイン] 夢見 心地 :
[メイン] 柳 みとり : 目を覚ますためにもう一口飲んで、投げ返す。
[メイン] 夢見 心地 : パシッと受け取る
[メイン]
柳 みとり :
「とはいえ、目はしっかりと覚めましたから……
十分美味しかったですよ、ありがとうございます」
[メイン]
夢見 心地 :
「そりゃどうも」
残りをグイッと飲み干す
[メイン]
柳 みとり :
お礼に写真でも撮りますか?と返そうとした時。
……かすかに、エンジンの音が聞こえる。
[メイン]
:
ブロロロロロロロロォォォ─────、と
遠くで胸に響くようなエンジン音が。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「─────へぇ、いい眺めじゃないのさ」
[メイン]
礎 巴月 :
「私が、海に来たかった理由…」
そこまで言って、音がした方に顔を向ける。
[メイン] 久語ぬくみ : ❕
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
黒のフルフェイスを外すと、そこに金髪のポニテがふんわりと。
虎子が姿を現し、そしてゆっくりと降り
久語と礎が話しているのを一瞥し、そちらの方へ歩を進める。
[メイン] 久語ぬくみ : 砂浜で飛び跳ねてる。
[メイン]
柳 みとり :
ちらりと、来客に目を向け。
そのまま三人に視線が移る。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : ヘッ、なんだ、随分ともう仲がいいじゃないのさ。
[メイン] 夢見 心地 : 「虎子おかえり~」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「ん、中井は精神病院に送ったよ、まぁこれでしばらくは大丈夫さ」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
夢見に手を軽く振りながら。
またポッケに手を入れる。
[メイン]
柳 みとり :
そうでしたか、お疲れさまでした。と返し。
自分用の棒付き飴を虎子に渡しながら。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
……煙草代わりってか?まぁでも気が利くじゃん。
甘いもん、割と好きだし。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
そう思いながら、柳にありがとよ、と告げ。
棒付き飴を口に含めながら、礎へちらりと。
[メイン] 礎 巴月 : この場にいる4人をそれぞれ眺めてから口を開く。
[メイン] 礎 巴月 : 「私、こうやってみんなと海に来たかったの」
[メイン] 礎 巴月 : 「きっと楽しいんだろうなって、ずっと思ってて」
[メイン] 礎 巴月 : 「だから今すごく嬉しい!」
[メイン] 久語ぬくみ : 「わたしも!」
[メイン] 礎 巴月 : ぬくみに笑顔を返す。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 屈託の無い、礎の笑顔を見て、虎子も自然に微笑みが漏れる。
[メイン] 柳 みとり : 「……ふふっ」
[メイン] 夢見 心地 : 「まあ…私としても満足して貰えてるなら何よりかな?」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 潮風に、ウェーブのかかったポニーテールが揺れながら。
[メイン] 夢見 心地 : その笑顔に微笑み返す
[メイン]
柳 みとり :
礎に疑いの目を掛けていた自分がバカらしくなる。
こんなにも、彼女は子どもらしいのに。
[メイン]
久語ぬくみ :
「ところで!心地お姉さんとみとりお姉ちゃんは来ないの?こっち」
海の方から、二人に声をかける。
[メイン]
夢見 心地 :
「……」
少し考えたのち
[メイン] 夢見 心地 : 「今行く~~~!」
[メイン] 柳 みとり : 波で服が……
[メイン]
柳 みとり :
……まぁ、後で洗えばいいか。
もう砂もついていることだし。
[メイン]
柳 みとり :
「今行きますよー」
と、砂浜に足跡を残していく。
[メイン] 久語ぬくみ : はにかむ!
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 虎子はというと、浜辺にある岩に座り、遊ぶみんなの姿を見て、心地よさそうにしていた。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「あんま遠く行くなよガキどもー!」
[メイン]
柳 みとり :
「そういう虎子さんは……混ざって遊ばないんですか?」
灰色の髪が、近づいたことによる潮風で揺れながら。
虎子の隣にとん、と。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : その言葉に、少し困り眉になり。
[メイン] 礎 巴月 : バシャバシャと海水を跳ねさせながら遊んでいる。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「柳は知ってるだろ?アタシのこと……」
肩を竦めながら。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
虎子は、とある事情があって、柳に探偵の依頼を頼んでいた。
そしてその際に、自身が極道の娘であることを話しており。
[メイン]
柳 みとり :
「……ああ、なるほど
それは……失礼しましたね」
[メイン] 久語ぬくみ : 巴月ちゃんに水を放つっ
[メイン] 礎 巴月 : 「きゃっ!?」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「……くくく、ほーんと、楽しそうにしてやがるぜ、なぁ?」
[メイン]
礎 巴月 :
「もう!お返し!」
ぬくみに水をかける。
[メイン] 柳 みとり : カメラを構えながらも、視線は虎子に向けている。
[メイン]
久語ぬくみ :
「うぇっ!や、やったわね……!」
更にかけ返す。
[メイン]
柳 みとり :
「あはは、こんな夜中なのに、元気いっぱいになって……
なんだか、見てるこっちまで楽しいです」
[メイン] 礎 巴月 : 負けないぞー!とバシャバシャと水をかける。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「……んで、柳は行かねーのかい?それとも、遊ぶ歳じゃねーってか?」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 意地悪そうに、ニヤリと笑いながら。
[メイン] 柳 みとり : む、そうですねえ……と口に手を当てて。
[メイン]
夢見 心地 :
「そらっ!」
いつの間にか取ってきた助手席の所にあるバケツで応戦する
[メイン]
柳 みとり :
「……虎子さんが行ったら遊びに行く事にしますよ
行かないなら、ここで撮影してます」
[メイン] 柳 みとり : ふふっ、と。意地悪には意地悪で返す。
[メイン] 礎 巴月 : 予想外の方向から飛んできた水にびっくりしながらも
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 参ったなぁ、と頭を掻きながらも。
[メイン] 久語ぬくみ : ず、ズル……うわあああ……
[メイン] 礎 巴月 : 「ぬくみちゃん!心地ちゃんに一緒に水をかけよう!」
[メイン] 夢見 心地 : 「フッフッフッ…使える物は何でも利用するのだよ…」
[メイン] 夢見 心地 : 「あっちょ」
[メイン]
久語ぬくみ :
「うん! 二人がかりなら……いける!」
ばしゃばしゃばしゃばしゃばしゃ
[メイン] 礎 巴月 : ばしゃばしゃ!
[メイン] 柳 みとり : 水しぶきの掛かり合う三人を、レンズの中にとらえる。
[メイン]
夢見 心地 :
「オワァアアア~~~~~!!!」
いくら成人女性とはいえSIZ3で二人を太刀打ちるのは無理があったのだ…
[メイン] 礎 巴月 :
[メイン] 礎 巴月 : ひとしきり遊んだあと、思いだしたように口を開く。
[メイン] 礎 巴月 : 「そういえば、私に聞きたいことがあったんだよね」
[メイン]
久語ぬくみ :
❕
みとりお姉ちゃんが聞きたがっていたことがあった。
[メイン]
夢見 心地 :
「うへえびしょびしょ……」
「あっそうだったわ、おせーて!おせーて!」
危うく忘れかけるところだった
[メイン]
柳 みとり :
潮風が吹く場所では、カメラなどの精密機械は丁重に扱う必要がある。
タオルでカメラの湿気を取っていたが。
[メイン]
柳 みとり :
「ん……ええ、交換条件という話でしたし
────私達が死ぬまで3日、というのはどういう意味か、改めて教えてください」
[メイン] 柳 みとり : す、と目付きが鋭くなる。
[メイン]
久語ぬくみ :
髪の先からポタポタ、水を垂らしながら砂浜に腰を下ろす。
砂が着くのは気にしない。
[メイン]
礎 巴月 :
「わかったよ」
先ほどまでの楽しげな少女の表情はなくなり、真剣な顔になる。
[メイン] 礎 巴月 : 「もうすぐ人類はみんないなくなっちゃうんだ。滅亡しちゃうの。もちろん私も死んじゃうし、あなたたちも死んじゃう」
[メイン] 礎 巴月 : 「そして、その鍵は私が握っているの」
[メイン]
柳 みとり :
「……人類が、滅亡……
そしてその鍵が、あなたが握っている?」
[メイン] 久語ぬくみ : ほへー。
[メイン]
夢見 心地 :
「……」
なんか…凄い話になってきたなあ
[メイン]
柳 みとり :
眉唾物のような話を耳に。
しかし、それならば中井が確保に必死になっていた理由も理解できる、ような。
[メイン] 礎 巴月 : 「ここから先は話すと、あなたたちは恐怖ですぐに死にたくなっちゃうかも。それに、怖い夢も見るようになっちゃうよ」
[メイン] 礎 巴月 : 「それでも聞きたい?」
[メイン] 柳 みとり : 「────ええ、聞かせてください」
[メイン] 夢見 心地 : 「……」
[メイン] 夢見 心地 : 「勿論、聞かせて」
[メイン] 柳 みとり : 「真実を追求する探偵として、一番の恐怖は」
[メイン] 柳 みとり : 「何もわからないこと、です」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 言うじゃねーのさ、へへ。
[メイン] 久語ぬくみ : 「うん。わたしもお友達のこと、何でも知りたいな。巴月ちゃんのお話聞かせてほしい!」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「ああ、それにアタシは約束しててな」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「全員、必ず生きて帰す」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 指を立て、ゆっくりと礎へ向け。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「アンタも、もちろん含まれてんだ
もし止められるなら、止める
─────だから、聞かせてくれ」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 虎の瞳は真っ直ぐと、向けられる。
[メイン] 柳 みとり : 虎子さん、あなたの任侠は……この海のように、広く、大きいですね。
[メイン] 柳 みとり : ふふっと笑いつつも、じっと、目を向けて。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : ……な、なんで今ので笑ったんだよっ。
[メイン]
礎 巴月 :
「あなたたちは神様って信じてる?」
波の音だけが響く砂浜で、突拍子もないことを尋ねる。
[メイン] 礎 巴月 : 「夜中やお風呂とかで突然『見られてる』って感じたことない?」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 言われてみりゃ、あるような、無いような……。
[メイン]
夢見 心地 :
「まあいつも見られてるよね」
それは神の視線とは少し違うが
[メイン] 柳 みとり : 「……えっ、それって幽霊じゃないんですか?」
[メイン]
久語ぬくみ :
「神様って言うより幽霊みたいね!」
「……見られてるとかはわかんないけど、神様はいると思う」
[メイン] 柳 みとり : 一人勝手にショックを受けている。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : そんな柳の様子に、ははは……と笑いながら。
[メイン]
礎 巴月 :
「幽霊とはちょっと違うかな」
みとりの言葉に少し笑みを見せたあと、言葉を続ける。
[メイン] 礎 巴月 : 「でも、振り向いてもそこには誰もいない。けどね、それ、ほんとに見られてるんだよ」
[メイン]
久語ぬくみ :
お姉ちゃんと同じこと考えてた!
逆に笑顔になる。
[メイン] 礎 巴月 : 「わたしたちは監視されてるの、神様に」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「…………」
腕を組みながら、真剣な表情で。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「……超常的存在は、礎の背中に生えたアレを見りゃ
信じざるを得ねーから、な……」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
……それに、ウチの組と手を組んでいるカルト教団。
あそこだって─────。
[メイン] 礎 巴月 : 「でもね、気づいちゃだめなの」
[メイン] 夢見 心地 : (えっ……)
[メイン] 礎 巴月 : 「神様に監視されてることに気づいちゃうと、みんな頭がおかしくなっちゃう。毎日悪夢を見るようになって最後には狂っちゃうか死んじゃうか。だからあなたたちも、世界が滅亡しちゃう前に狂っちゃうかもね」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : たらりと、冷や汗が流れる。
[メイン]
久語ぬくみ :
「へ~」
海辺を見回して、神様を探してる。
[メイン]
柳 みとり :
「……知る事が引き金となり、怪奇現象を引き起こす霊は聞いたことがありますが……まるで、それに似ていますね」
メモ帳をめくりながらも、冷や汗を垂らし。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「……しかし、なんでそんなもんを知ってるんだ」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「礎、アンタは一体、何者なんだ……?」
[メイン] 礎 巴月 : 「それは、私は神様と人間との子孫だから。神様の意思も、この人類すべての意思も分かるんだよ」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「す、全てだ……!?んなの、規模が大きすぎやしねぇか……!?」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : ……じゃあ、この声だって、聞こえてんのか?
[メイン] 礎 巴月 : 虎子の方を見て、コクリと頷く。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
マジかよ。
マジか………。
[メイン] 礎 巴月 : 「そしてね、この間神様からの声が聞こえて『もう終わりだ。いらない。すべて殺せ』だって」
[メイン] 礎 巴月 : 「だから私がみんなを殺すんだよ」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「…………だが礎は、そうしていない、今のところは」
[メイン] 久語ぬくみ : 「❕❓」
[メイン] 礎 巴月 : 「そうだね。私が何もしなくても3日後にはみんな死んじゃうし」
[メイン] 夢見 心地 : 「……神様が皆を殺す?」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「……そいつは、困るな……じゃあ、それを止める方法とかも
礎は知ってたりするのか?」
[メイン]
柳 みとり :
「…………」
ごくりと息を呑みながらも、じっと礎を見る。
[メイン]
礎 巴月 :
「…そうだね」
少し考えるようなそぶりを見せたあと
[メイン]
礎 巴月 :
「それなら、うちに来る?」
笑顔でそう言い放つ。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 足を組みながら、礎をじっと見て。
[メイン] 礎 巴月 : 「私の近くにいれば、怖い夢を見ないようにしてあげれるよ。それに、もっといっぱいいろいろなことも知れるよ。家においでよ!」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「……そんじゃ、アタシはお邪魔させてもらうとすっかな」
[メイン] 久語ぬくみ : 「でも巴月ちゃんのお家ってどこ?」
[メイン]
礎 巴月 :
「ここだよ」
ペラペラと住所を話す。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
三日後に、人類が滅ぶ。
─────それが真実味を帯びてきた今。
それを知った者として、そして極道の娘として
何としても、食い止めなければならない。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 泥を啜ってでも、仁義を貫き通す、それが任侠に生きる者の在り方。
[メイン] 久語ぬくみ : どこかよく分からなかった……!!
[メイン]
柳 みとり :
「”もっといっぱいいろいろなことも知れる”なら……
……行かない手は、ないですね」
[メイン] 柳 みとり : こく、と頷く。同行の意。
[メイン]
夢見 心地 :
「………」
長い沈黙の後
[メイン] 夢見 心地 : 「……じゃあ、案内頼むね」
[メイン]
久語ぬくみ :
「んー……みんな死んじゃうのかあ……」
死ぬのは悲しいのは知ってる。でも本当に誰かが死んだって経験したことはない。
でもみんなと会えなくなるのは……嫌だな……
とか、考えて。
[メイン]
久語ぬくみ :
「まあいっか!お泊りなら行く!」
やっぱピンとこない。
[メイン] 礎 巴月 : 全員の返事に満足した表情を見せる。
[メイン] 礎 巴月 : 「それじゃ行こう!」
[メイン] GM : s1d100 (1D100) > 76
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : 巴月の案内で、巴月の家に着きました。
[メイン] 礎 巴月 : 「資料は2Fの奥の部屋にあるけど、みんな疲れてるみたいだから一度眠った方がいいかもね」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「ん………」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : ……さすがに今日は、疲れたな、確かに。
[メイン] 久語ぬくみ : 完全に船を漕いでる。
[メイン] 夢見 心地 : 「そうさせてもらうよ…」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「おっとぉ……ハハ、ガキンチョも半分夢の世界だ」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 久語の様子を見て、微笑ましそうに笑いながら。
[メイン]
柳 みとり :
「そう、ですね……あはは……」
珈琲の力があるとはいえ、もう切れて瞼が重い。
[メイン]
柳 みとり :
「お二人は海でも遊んでましたからね、より疲れたんでしょう」
眠たげなぬくみの手を引いて先導しつつ。
[メイン]
久語ぬくみ :
「…………ガキンチョじゃ、なぁ……」
ふらふら~っと引かれる。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「だな、礎もおねんねしな、ぐっすりと、な」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 久語の反論に、ニッ、と笑いながら。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「アタシはちょいとシャワーを浴びてーとこだが……借りてもいいかい?」
礎をちらりと見て。
[メイン]
夢見 心地 :
「あ~?待った待った」
「そういや私も海水まみれだったわ」
[メイン] 礎 巴月 : 「いいよ。玄関から入ってすぐ隣の部屋がお風呂だよ」
[メイン]
柳 みとり :
「あ、次、私も借りさせてくださいね……」
髪は潮風でべたべたしている。
……流石にこのまま寝るのは……。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「ん、ありがと
あー……そんじゃ、順番順番でだな」
[メイン] 久語ぬくみ : 「わたしもいっしょに入りたい~……」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
子どもか!
あ、子どもだったな。
[メイン] 夢見 心地 : 「もう皆で入ればいいんじゃない…?もう夜も遅いし…」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : ざわ・・・ざわ・・・
[メイン] 夢見 心地 : 眠そうな顔でそんな事を言う
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : ……いやでも、そうだな……?全員、限界が近ぇ……。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
ワンチャン、全員寝ぼけてるから……。
アタシの背中は、見られないかもしれんし……。
[メイン]
夢見 心地 :
「おさき~」
考えてる隙を使い風呂場に直行する
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
てか、そうだな。
柳と夢見はアタシのことを知ってるわけだから……久語だな、久語。
お喋りだからな~!このガキンチョは!
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : ぜってー見られないようにしとこ。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「んじゃ、アタシらも寝落ちしない内に行こうぜ、柳、久語
礎はどうする?」
[メイン]
久語ぬくみ :
頭をかくかくさせながらみとりお姉ちゃんの手に任せる。
もう目も開けてない。
[メイン] 礎 巴月 : 「私はあとでで大丈夫」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : ん。と返事をする。
[メイン] 礎 巴月 : 「お布団用意しておくね」
[メイン]
柳 みとり :
「……あらら……それじゃあ、虎子さん行きましょうか」
こく、と頷いて。
[メイン] 夢見 心地 : 「ありがと~巴月ちゃん」
[メイン] 柳 みとり : ありがとうございます、と感謝をして。
[メイン] 柳 みとり : そして、手を引いて風呂場に行こうとした時に。
[メイン] 柳 みとり : 「ぬくみさんは私が洗いますから、ゆっくり入ってください」
[メイン] 柳 みとり : にこ、と微笑み。虎子にそう伝え、風呂場に向かった。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : ……へへ、気が利くじゃないのさ。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : そうしてそれぞれは、温かな湯で身の汚れを落とすために浴場へと向かい。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
衣類を身に着けない虎子の背には、極道の娘たる
"白虎"の刺青が。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
龍造寺組元組長の誇りを背負う、その重さは今も感じる。
─────決して、表には明かせないその証は
なるべく、他の者達にも見えないようにし。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : シャワーを浴びながら、虎子は決意を深めるのであった。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
……見ててくれ、親父。
アタシは、アタシの"極道"を、貫くよ。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
[メイン] GM : 翌日、トーストの焼ける匂いであなた達は目覚めます。
[メイン] 礎 巴月 : 「みんな、おはよう!」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 極道、およびメイドは、朝に強い。
[メイン] 夢見 心地 : 「おはよ~」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「ん、おはよ ……元気だな、礎」
[メイン] 礎 巴月 : 「お泊まりしてもらうの初めてだからね。楽しくって」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「……はは、なるほどな ……言われてみりゃ、アタシもそうだったわ」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : こうして、友人達とお泊り会ってのは、学生時代もやったことが無かった。
[メイン]
久語ぬくみ :
「おはよう!」
たっぷり寝て、元気いっぱいに階下に降りてくる。
髪を爆発させながら。
[メイン]
柳 みとり :
「んん……ふぁ、おはようございます……」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「相変わらずボンバーだなオイ、おはよう
柳は……ハハ、眠そうだなー?大丈夫かー?」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : トーストをそのまま頬張りながら。
[メイン] 久語ぬくみ : 「ボンバーじゃない!あ、いい匂い……」
[メイン]
柳 みとり :
目をくしくしと擦る。朝には弱い。
その代わりなのか、手入れをしていないのに髪はさらさらにしつつ。
[メイン]
柳 みとり :
「ん、用意してくれたんですね
何から何までお世話になりっぱなしですね、あはは」
[メイン] 礎 巴月 : 「楽しいからいいよ」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「ハハ、全くだな」
微笑を浮かべながら。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : ……にしても、あと2日、か。
[メイン] 久語ぬくみ : この髪の違いはどうして………………?
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「……んで、礎、食事中になんだが……」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「実際、どうなんだ?」
[メイン] 礎 巴月 : 「うん?なぁに?」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
どう、というのは。
人類滅亡を止める方法について、という意味だ。
[メイン] 礎 巴月 : 「ああ、そういう」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 心が読めるのだから、このくらいアバウトな聞き方でもいいだろという、アレであった。
[メイン]
夢見 心地 :
「食事まであるなんてありがたいね、いただきま~す」
ムッシャア
[メイン] 礎 巴月 : 「正直に言うと、私にはわからない…かな」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「もぐもぐ」
※ふむふむ、の意。
[メイン]
久語ぬくみ :
とりあえず巴月ちゃんの……お料理!
テーブルについて話を聞く。
[メイン]
夢見 心地 :
「……」
わからない?どゆこと?
あっ食事中でもこうやって話せるの便利
[メイン] 礎 巴月 : 「だって、私が滅亡させたいわけじゃないし」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「? ……あ、そういうことか」
夢見の方を向く礎を見て、意で会話したのを理解し。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : となると……礎家のルーツとかを色々調べると何か分かるかもって感じか?
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : と、心の中で礎に聞いてみる。面白がって。
[メイン]
柳 みとり :
「さくさく……んぐ。
神の意思はわかっても……対抗出来る訳では無い、と」
[メイン] 礎 巴月 : 「私は食器のお片付けがあるから勝手に資料は見てきていいよ」
[メイン]
柳 みとり :
虎子のニヤニヤ顔に、おそらく内心で聞いていたのだろう。
なんかモヤっとしたので一枚撮った。
[メイン] 礎 巴月 : 「あ、でも手前の部屋は自分の部屋だから入らないように!」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「!?」
トーストを頬張っているところを撮られたッ
[メイン]
久語ぬくみ :
なんでさっきからみんな無言で頷いたりしてるんだろう。
サク…サク…
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : あいよ、巴月の部屋には入らないようにってことだなー。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : そうして手を合わせ。ごちそうさまでした、美味かったぜ。と礎に心で告げる。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「柳は覚えてろ」
[メイン]
礎 巴月 :
「お粗末様でした」
笑顔を虎子に向ける。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 礎の笑顔に、虎子も微笑みで返し。
[メイン]
夢見 心地 :
「ご馳走様~」
調べるな…調べるなかぁ…
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : そのまま席を立ち、2階の資料室へと足を運ぼうとする。
[メイン]
柳 みとり :
「う、悪かったですから……
……ご馳走様でした」
と、皿を片付け、立ち上がり。
[メイン]
久語ぬくみ :
「❕ わたしも行くー!」
そそくさと虎子お姉さんの後ろにつく。
[メイン] 久語ぬくみ : 資料室を調べるのは……助手のお仕事!きっとそう。
[メイン] 夢見 心地 : 「……そろそろ私もいこっか」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
そうして2階へと続く階段を上がりながら。
ついてくる久語へ、ちらりと視線を向け。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : にんまりと、笑みを見せる。
[メイン] 久語ぬくみ : ❓
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「見られたくねーもんがあるって感じだったなー?」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : くいっ、と親指を、巴月の部屋の方へ向けながら。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「あの感じだと……人類滅亡に繋がるからってよりも」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「恥ずかしいから、って感じだったな」
ニヤニヤとしながら。
[メイン]
久語ぬくみ :
「んー、うん」
こくっと頷く。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「ま、アレだぜ、久語」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : そうして再び、久語に背を向け。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「人には言えねー隠し事は、誰しもが持っている」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「それをお互いに知らないまま、関係を続けた方が
より良い関係、長続きする関係にゃ、確かになるかもしれねーが」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「─────アタシからすりゃ、汚い部分を見てもなお
受け入れる、認め合える、そんな関係の方が」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : ちらりと振り向き。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「イカすだろ」
ニッ、と笑う。
[メイン]
久語ぬくみ :
「な、なるほど……!」
目を光らせ。
[雑談] system : [ 夢見 心地 ] 侵蝕率 : 56 → 57
[メイン] 久語ぬくみ : 「わかった!巴月ちゃんにお部屋見ていいか聞いてくるね!!!」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : ……ははは!ま、そうだな。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
アタシも、正々堂々の方が好きだ。
それでいいぜ、久語。
[メイン]
久語ぬくみ :
どたどた戻っていく。
うん……お友達だもの。やっぱり、知ってみたい!
[メイン]
礎 巴月 :
「ぬくみちゃん、どうかした?」
戻ってきたぬくみの方に目を向ける。
[メイン] 久語ぬくみ : 「お部屋見せて!」
[メイン] 礎 巴月 : 「……」
[メイン] 礎 巴月 : 「しょうがないなぁ。いいよ」
[メイン] 久語ぬくみ : 「み、見ちゃダメだって言ってたけど……え、いいの!」
[メイン]
礎 巴月 :
「…うん」
少し照れたような表情を見せてうなずく。
[メイン]
久語ぬくみ :
「やった!やった!ありがとう!嬉しい!」
勢いで抱き着く。
[メイン]
礎 巴月 :
「わわ!?」
抱きつかれて最初は驚くが、次第に落ち着きを取り戻す。
[メイン] 礎 巴月 : 「同じくらいの子に抱きしめられたのって初めてかも」
[メイン]
久語ぬくみ :
「わたしも抱きしめるのは初めてかも?」
お姉ちゃんには結構やってる気がする。
[メイン]
久語ぬくみ :
「じゃ、じゃあ!見に行ってくるね!えへへ!」
お友達のお部屋……!
浮足立って二階に逆戻り。
[メイン]
礎 巴月 :
「う、うん」
少し名残惜しそうにしながらも、ぬくみを見送り、キッチンへ戻っていく。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : そして場面は変わり─────。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「ここが資料室みたいだな、柳」
[メイン] 柳 みとり : 「……結構量ありそうですね」
[メイン]
GM :
簡素な部屋。本棚と机やベッドがある。最低限暮らしていけるだけのものしかおいていない。部屋には血液がべったりとついている。
机の引き出しには鍵がついている。だが、鍵は壊されていることがわかる。引き出しはしまった状態。
本棚には、超常現象や宗教、神について、また歴史上の偉人の遺伝などもあった。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「全くだ……アタシには重労働過ぎるぜ」
[メイン]
GM :
机の上には一冊のノートが開かれて置かれていた。
また、引き出しの奥を調べると手紙があることに気づく。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「それに………見ろよ、これ」
[メイン] 柳 みとり : ぐるり、と見渡す。一面には読んだこともない本の羅列。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : しゃがみ込み、そしてべったりとくっ付いた血液を見やり。
[メイン] 柳 みとり : 「……うっ」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「探偵さんは、この"事件"、どう見る?」
[メイン]
柳 みとり :
「そうですね、まるで……荒らされたような跡
いえ、強盗が入った、と言った方が正しいですね」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「ああ、すぐ下で平穏な時を過ごしていたってのにな」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「この2階にゃ……裏社会の匂いが、拭いきれてねぇみてーだ」
[メイン] 柳 みとり : 机に手をやり、引き出しには破壊されかけた跡。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「礎の親父さんのだろうかね、ちょいと見てもらってもいいか?」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 柳の横に立ち、ノートと手紙を見やる。
[メイン] GM : 手紙は2通ありますね
[メイン]
柳 みとり :
「幽霊よりも恐ろしいのは人間だなんて、実感させられたくもないですね
ん、わかりました」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「…………」
[メイン] 柳 みとり : こくりと頷き、2通ある手紙のうち一枚をめくろうと。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : ……ま、人間ってのは、往々にして恐ろしいもんだ。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 虎子は、ノートを開き。
[メイン] :
[メイン]
:
【礎 美月からの手紙】
あなたに手紙を書くのは初めてかもしれません。
短い間でしたが、あなたと暮らした数年間の夫婦生活はとても幸せでした。
お腹の中にいるこの子が産まれたら、私の分も愛して守ってあげてください。
わたしたちの能力はどんどん薄れていっているのではないか、と私の父が言っていました。
娘をわたしの父とあなたと2人で守っていってくれる、そう思うと安心して天寿を全うできます。
どうか、わたしが死んでも家族3人仲良く暮らしていってくださいね。
愛をこめて。 礎 美月
[メイン] :
[メイン]
:
【父の日記】
私の娘、礎巴月には精神寄生体を通じて人類を操る能力が授けられている。
精神寄生体とは、把握するのが極端に困難な種族である。
彼らには肉体がなく、人間の意思や知性を食料にしている。
これは、私が独自で調べたうえでの推測だが彼らの本体は、月にいるのではないかと思われる。
なぜなら巴月が"声"を聞くときはいつも月に照らされているときだからだ。
残酷な事実だが、精神寄生体は地球上のすべての人間の精神をむしばんでいる。
精神的な食餌と干渉を通じて、彼らは人類の進歩を操っている。
社会および科学の発展を選択し、方向を定めているのである。
人類の圧倒的多数は、寄生体の存在を疑ってすらいない。
疑うものは普遍的狂気に陥るか、自殺を強要される。
歴上の多くの思想家および芸術家は寄生体の存在に気づいており、彼らの才能に
隠された能力が寄生体を近くさせたのである。
彼らの多くが恐ろしい運命に従った。
狂気、自殺、幽閉、拷問、殺人などである。
[メイン]
:
ただし、彼らにも弱点があるようだ。
それこそが私の娘、巴月である。
彼らがそもそも人類に寄生できている理由は、
果てしない遠い過去に巴月の子孫と交えたことにより
その子孫が媒介となって人類に干渉できている。
また媒介者たち、つまり巴月の血縁者には特徴がある。
まず、女性しか生まれないこと。
そして生まれながらにして自分の使命を理解していること。
彼女たちが「神」と呼ぶもの、つまり精神寄生体からの"声"を聞き人類に干渉している。
精神寄生体はあくまで彼女らを通してでないと人類に干渉できない。
そして、彼女たちは全人類の意思を読み取ることができ、そのうえでコントロールしているのである。
遠くにいる人類については、悪夢という形で、そして近くにいる人物に対しては
彼女の背中から生えるいくつもの触手でコントロールが可能だ。
[メイン]
:
また、彼女たちは病死しない。
死ぬときは、次の子孫を残したときと誰かに殺されたとき、そして自殺と巴月は言っていた。ひとつずつ説明していこう。
世界に一人しか媒体者は必要ない、なので彼女たちは出産とともに死んでしまう。
つぎに、誰かに殺されたときだが彼女の触手さえあれば殺されるようなことはほぼないだろう。それに、彼女らは日本政府に”情報”を提供しているのだ。
政府はそれと引き換えに彼女たちの護衛をしてきたようだ。
どうして資源に恵まれない日本がこのような先進国になれたのか。
彼女たちが幸運にも日本にいたことを考えると当然である。
さいごに、自殺は彼女たちの背負っている使命を考えるとありえないだろう。
こうして彼女たちは順調に子孫を残し続けていたようだ。
彼女たちが人類にとって驚異なのか、それとも必要な存在なのか。
[メイン] :
[メイン]
:
【礎 茂からの手紙】
彼女を解放する方法を見つけた。
知っての通りわたしは追われる身だ。
この手紙もなんとか足がつかないように送れた手紙だ。
どうにか説得して、巴月を連れてきてほしい。
手紙の裏には住所が記載されている。
[メイン] :
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
ノートを真剣な表情で眺め
一文一文、じぃ~~っくりと、赤い瞳で読み進め。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : プシューーーーーーーーーーーーーー
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 頭から湯気が出てくる。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「ぐふっ………強敵だぜ」
[メイン] 柳 みとり : 「……私も頭が特段いいわけじゃないんですけどね」
[メイン] 柳 みとり : こめかみを抑えつつも、虎子のノート、そして手紙を見比べつつ。
[メイン] 柳 みとり : 「手紙には……礎さんを解放させるための手がかりを、関係者が見つけていたようです」
[メイン] 柳 みとり : ひらひらと、住所が書かれた手紙を向けて。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「! ……そいつぁ、重要な手掛かりだ!
よく見つけた柳!」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : ニッ!とはにかみながら。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「んで、えぇ~~~~~~~~っとだ、アタシが読んだこれは……
……あ~~~~~~~~~~~~~~……アレだ、アレ」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「……神の正体、ってとこか?」
[メイン]
柳 みとり :
「む……」
嬉しげな顔。口元が緩んでいる。
[メイン] 柳 みとり : 虎子の言葉に、ノートに目を通しつつ。
[メイン]
柳 みとり :
「みたい、ですね
神といっても何だか生物のようですが……」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : こくりと頷く。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「アタシもそう見えるな
……んで、この精神寄生体?ってのが……」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「アタシらを殺せっつってるわけだな……」
[メイン]
柳 みとり :
人類の意志を操り干渉している。
そして、それを媒介しているのが寄生体というわけですか。
[メイン]
柳 みとり :
「ノートを見る限り、全世界に蔓延るくらいには感染者が多いようですが……
しかしなぜ急に、殺せなんて言ったのかは気になりますね」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「ああ、そうだな……あまりにも唐突だぜ
ひょっとしたら……そこに、解決方法があるかもしれねぇ」
[メイン] 柳 みとり : この体にも、それが含まれており、無自覚に考えを操作されている……と考えると。……ぶるり、身震いをする。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : よく気づいたな柳、と。ニッ、と笑い。
[メイン] 柳 みとり : 「霊も……もしかしたらこれが見せる幻覚なのかも……」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「……そいつは、どうだろうな?ただ」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「自分の信じるものを疑い始めたら、おしまいだぜ?」
[メイン] 柳 みとり : 「…………虎子さん……」
[メイン]
柳 みとり :
自らが追って来たものの信ぴょう性。
それが揺らぐような事件に出会ったのだから、目はくらくらとする。
[メイン] 柳 みとり : 「……少なくとも」
[メイン] 柳 みとり : パシャ、と一枚。
[メイン] 柳 みとり : そこには明るく笑う虎子の姿が映っており。
[メイン] 柳 みとり : 「写真も、あなたも……これじゃあ疑えませんね」
[メイン]
柳 みとり :
ふふっ、と。
写真と虎子を見比べ、微笑んで。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 幽霊の浜風に逢ったようだった柳の様子が、元に戻っていくのを見て、静かに微笑みながら。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「次は金取るからなー?メイドは安い女じゃねーんだ」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : そうして踵を返し、資料室の出口へと足を運ぶ。
[メイン] 柳 みとり : 「……む……いいじゃないですか、これくらい……」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : その言葉に、ゆっくりと振り返り。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : ガオー。と拳を虎のように見立て。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「虎の尾を踏んだら、こえーんだぜ?」
ニヤリと笑う。
[メイン]
柳 みとり :
その様子に、目を真ん丸として。
すぐに、ふふっと、笑みを見せた顔に戻る。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「んじゃ、全人類が幽霊になっちまわねーように、な」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : ポッケに手を突っ込み。
[メイン]
柳 みとり :
「ちょっと怖かったんですよ、もう
でも……虎より怖いものはありませんね」
[メイン] 柳 みとり : ええ、と返して。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「ハハハハ!そりゃあいい!」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 楽しそうに笑いながら。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
極道に立っていた者としちゃ、誇らしいもんだぜ。
ま、今はカタギだけどよ。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「探偵さんも、曲げられねーもんがあるんだろ?
だからアンタは探偵をやってる、違うかい?」
[メイン] 柳 みとり : 「……ええ、”真実”を暴くのが探偵、ですからね」
[メイン]
柳 みとり :
「そして真実を知っても、まだこんな所で終われませんよ
私だって、皆さんを幽霊にしたくはないんですから」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : その言葉に、虎のように笑い。
[メイン] 柳 みとり : カメラを掲げて、ゆらゆらと。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「いい目をしている、立派な探偵になれるぜ、アンタ」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「お互い、対極に立つ者同士だが─────目指す場所は同じだ」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
元極道と、探偵。
決して相容れることがないであろう二人。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「行こうぜ─────"みとり"」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 虎子は、扉を開けるのだった。
[メイン] 柳 みとり : 「!! ……はい!」
[メイン]
柳 みとり :
柳のようにしなやかな体から、返事を上げ。
[メイン] 柳 みとり : 猛々しく吠える虎の元に、ゆらりと柳が掲げられた。
[メイン] 柳 みとり :
[メイン] 柳 みとり :
[メイン] 柳 みとり :
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「─────というのが、見つかったもんなんだ」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 礎に、手紙を渡す。
[メイン] 礎 巴月 : 食器の片付けを終えたあと、虎子の話を聞く。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「……この、茂さんっていうのは、礎の親戚かい?」
[メイン] 礎 巴月 : 「私のおじいちゃんだよ。昔は可愛がってくれたんだけど、出て行ってからはどこにいるか知らない」
[メイン] 礎 巴月 : 「多分、私のことを口外するんじゃないかってことで、政府に追われてるんじゃないかな」
[メイン]
柳 みとり :
カメラの掃除のため机に部品を置きながら。
礎の話に、耳を傾けている。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「……なるほどな、そいつぁ随分と大変そうだ……」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「……つまりは、あー、巴月のお爺さんに会うのは、リスクがあるってこった
……アタシは別にいいが、だが……手紙には見ての通りだ」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「巴月を連れて来て欲しいって書いてあってな……
……まぁ、アタシとしちゃ……巴月に、大きなリスクを背負わせるってのも
なんつーか、腹の居所が悪いもんがあって、な」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「……実際のところ、どうなんだ?」
赤の瞳を、巴月へ向け。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : どう、とは─────。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : ─────リスクを負っても良いかどうか。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : そして。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : そもそも、巴月に人類滅亡を止めたいという意思があるかどうか。
[メイン] 礎 巴月 : 「虎子ちゃんはどうしても人類を助けたいの?」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「……………まぁ、な
巴月にゃ、隠し事をしても意味無さそうだから、言っちまうが」
[雑談] system : [ 夢見 心地 ] ロイス : 2 → 3
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「─────親父の遺志を、魂を、ふいにしたくないんだ」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 赤の瞳を、巴月へじっと向けながら。
[メイン] 柳 みとり : 布でレンズを磨きながらも、虎子に目を向けつつ。
[メイン] 礎 巴月 : 「もし、もしだよ?おじいちゃんのところに向かって、それで解決出来なくても、それでも人類を救いたい?」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「……ああ、なんとしても」
こくりと頷く。
[メイン] 礎 巴月 : 「わかったよ」
[メイン] 礎 巴月 : 「さっきはわからないって答えたけど、救う方法はあるよ」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「…………………聞かせてくれ」
眉を顰めながら。
[メイン] 礎 巴月 : 「私を殺すの」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 眉間に、大きく皺を寄せ。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「極道を舐めてんじゃねぇぞ」
[メイン] 柳 みとり : レンズを拭く手が、止まる。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「─────お前は、ぜってーに死なせねぇよ」
[メイン] 礎 巴月 : 「でも、人類を救うために、それしか方法がなかったらどうするの?」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
……久語と、あんなにも楽しく遊んでいた巴月を?殺す?
んな選択肢、ハナっから捨ててるわ。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「それでも探すんだよ」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「極道ってのは、"道を極める"と書く」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「─────誰かに無理だ、やめろ、そう言われたとして止まらねぇ
そんな馬鹿が、阿呆が目指し、背中に背負う
それが……"極道"だ」
[メイン]
柳 みとり :
虎子さん……。
あなたの極道として目指す道は、険しくても遠い。
……それでも、貫こうとするんですね。……強い人、です。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「……巴月はどうなんだ」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「死ねって言われたら、死ぬのか?」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 拳を、強く握り固めながら。
[メイン]
礎 巴月 :
「神様がそうやれって言うなら…」
言葉を濁すように答える。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「違う」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 巴月を、赤の瞳で強く見つめる。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
・・
「巴月がどうしたいかだ」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「辛かったら辛いって言っていい、怖かったら怖いって言っていい
泣きたかったら泣いてもいい、嫌だったら嫌って言ってもいい」
[メイン] 礎 巴月 : 「…そう言われても、わからないよ」
[メイン] 礎 巴月 : 「ずっと神様の声は聞こえてて、見ず知らずの人の声も聞こえる」
[メイン]
礎 巴月 :
「だから、どれが私の意志なんだろうって」
顔を曇らせながら答える。
[メイン]
:
……その時、聞こえたかもしれない。
今、この場所で。一番騒がしい心の声が。
[メイン]
久語ぬくみ :
「巴月、ちゃん……」
リビングの戸を開いて、そっと入ってくる。
[メイン] 礎 巴月 : ゆっくりと自分を呼ぶ声の方に顔を向ける。
[メイン] 礎 巴月 : 「…ぬくみちゃん」
[メイン]
久語ぬくみ :
「ちょっとだけ、お話、聞こえちゃった……」
胸の前で手を握って。
[メイン] 夢見 心地 : 後ろからバツが悪そうに出てくる
[メイン] 礎 巴月 : 心地の方にも目を向ける。
[メイン]
久語ぬくみ :
「ん、んん…………」
少し、言葉に詰まった様子を見せて。
[メイン]
久語ぬくみ :
「巴月ちゃん……わたしに、あなたの話をもう一回してほしい」
それから真剣に。
[メイン] 久語ぬくみ : 「ちゃんとわたしに向けた言葉で聞きたいの。巴月ちゃんが悩んでたり辛かったりすること」
[メイン] 久語ぬくみ : うっかり聞こえちゃったなんて……なんだかイヤ。
[メイン] 久語ぬくみ : 心地お姉さんにはちょっとごめんなさい。謝るのは、まだになりそう。
[メイン]
礎 巴月 :
「…わからないの」
虎子に向けた言葉と同じような言葉をぬくみにも向ける。
[メイン] 久語ぬくみ : 「うん」
[メイン] 礎 巴月 : 「どうしても人類を救いたいなら、私を殺すしかないと思う」
[メイン] 礎 巴月 : 「…でも、ぬくみちゃんには」
[メイン] 礎 巴月 : 「ううん。他のみんなにもそんなことして欲しくない」
[メイン]
久語ぬくみ :
「うん」
しっかり頷きながらお話を聞く。
[メイン] 礎 巴月 : 「誰かが死んだりするときの声、それを周りで見てる人の声は聞こえたことあるから」
[メイン] 礎 巴月 : 「あなた達には、そういう思いをして欲しくない」
[メイン] 久語ぬくみ : 「うん……」
[メイン] 礎 巴月 : 「私の辛さよりも、ぬくみちゃんたちが悲しむ姿を見たくない」
[メイン] 礎 巴月 : 「それが、私の本心だよ」
[メイン]
久語ぬくみ :
「…………」
…………。
[メイン] 久語ぬくみ : 「それは……違う。違うよ……ダメ!」
[メイン]
礎 巴月 :
「…え?」
少し俯いていた顔を上げる。
[メイン]
久語ぬくみ :
巴月ちゃんは、みんなの心を読めるって言う。
でも、巴月ちゃんは……ちょっとだけ聞こえたみたいに。
[メイン] 久語ぬくみ : きっと、自分の心だけは聞こえてない!
[メイン] 久語ぬくみ : 「みとりお姉ちゃん!」
[メイン]
柳 みとり :
レンズ、ダイヤル、ボタン、本体などなど。
全ての部品を取り付けて、やっとカメラとして成立する。
[メイン] 柳 みとり : こく、とぬくみに頷いて。
[メイン]
柳 みとり :
「……ずっと一人、他人の心と自分の心が混ざり合った経験……
私には想像できない程、辛い体験をしてきたと思います」
[メイン] 柳 みとり : カメラを掲げ、そのレンズの先に礎を捉える。
[メイン]
柳 みとり :
「それは表すなら、レンズ越しにしか世界を見たことがないようなもの。
……移りこんでしまう悪霊も、きっと見えてしまったと思います」
[メイン]
柳 みとり :
ですが、と言い。
被写体から、彼女を外す。
じっと青い瞳で礎を見つめて。
[メイン] 礎 巴月 : 同じようにみとりの瞳を見つめる。
[メイン]
柳 みとり :
「そのレンズを外しても、いいと思います
…私達を悲しませたくないように、あなたを悲しませたくない人は、ここに大勢いるんですから」
[メイン]
柳 みとり :
その視線ににこ、と微笑み返す。
ほら、同じ気持ちなんです、と。
[メイン]
柳 みとり :
あなたもそうでしょう?と。
いつかブラックコーヒーを投げつけた時のように、視線を夢見に投げる。
[メイン] 夢見 心地 : 「……そうだなあ」
[メイン] 夢見 心地 : 「私から言えることは少ないけど」
[メイン] 夢見 心地 : 「何か言えることがあるとするなら…」
[メイン] 夢見 心地 : 真相告白
[メイン] 夢見 心地 : 対象
[メイン] 夢見 心地 : 自身
[メイン] system : [ 夢見 心地 ] 侵蝕率 : 57 → 58
[メイン] 夢見 心地 : 『私も、似た様な事を知っている』
[メイン] 夢見 心地 : 『この世界で、私達を見ている人がいるって事…』
[メイン] 夢見 心地 : 『でも…』
[メイン] 夢見 心地 : 『あんまりさ、そう悩まないでいいと思うよ?私は』
[メイン] 夢見 心地 : 『私なんてホラ、自由にやってきたからさ、色々』
[メイン] 夢見 心地 : 『だから…』
[メイン] 夢見 心地 : 『そうだね、どうしていいか分かんないなら一緒に考えるよ』
[メイン] 夢見 心地 : 『私の意見で良ければだけど…』
[メイン]
夢見 心地 :
『……』
そして、虎子に視線を向ける
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : その視線に気が付き、優しく微笑む。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「盃は交わしちゃいないが─────巴月の事を想う者は
こ~んなにも、いるんだぜ?」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 頬を緩ませながら、巴月を見やり。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「もし死を選ぶようなことがありゃ
久語に、みとり、夢見……あとは、まぁ……アタシも
悲しいから、さ」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「それにアタシはまだ、殺されかけた時の恩をまだ返しちゃいない」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
脳裏に過る、中井に銃を突き付けられた際の、あの光景。
巴月は、自分達を助けてくれた。それは、変わらない事実だから。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「筋、通させてよ
─────全員が生きる方法、あとは……
巴月が、苦しみから解放されるための方法」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「アタシ達にも、"仁義"、貫かせてよ」
ニッと、笑う。
[メイン] 礎 巴月 : ぬくみ、みとり、心地、虎子の4人の言葉を受け、少し考え込む。
[メイン] 礎 巴月 : そして、4人それぞれの顔を見ながら、おずおずと
[メイン]
礎 巴月 :
「私たちの関係って、''友達''なのかな?」
自信なさげに尋ねる。
[メイン] 久語ぬくみ : 「絶対に!絶対絶対絶対!!」
[メイン] 夢見 心地 : 「当たり前でしょ!」
[メイン]
久語ぬくみ :
「友達!!」
(友達!!)
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
死地を共に乗り越える仲、それを人は
─────"友"って、呼ぶんだぜ。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : テーブルに頬杖を着きながら、真っ白な歯を見せるように笑う。
[メイン] 柳 みとり : にこりと笑って、はいチーズ。
[メイン] 柳 みとり : カシャ。
[メイン] 礎 巴月 : 4人の心を読まなくても、言葉と、その表情だけでわかる。
[メイン]
礎 巴月 :
「ありがとう」
照れたようにはにかんで
[メイン] 礎 巴月 : 「…友達の頼みなら、私も生きなきゃ、だね」
[メイン] 礎 巴月 : 「そしてみんなも、人類も救う」
[メイン] 礎 巴月 : 「私も、おじいちゃんの所に行くよ」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
その一歩は、大きいぜ。
……よく踏み出せた。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
虎子はそれ以上何も言わず、静かに立ち上がり
そして家の外へと向かうのだった。
[メイン]
柳 みとり :
今のあなた、今までで見た中で一番の顔、ですよ。
[メイン]
柳 みとり :
はにかんだ際に、もう一枚ぱしゃりと。
そうして手を振って、外に向かう。
[メイン] 夢見 心地 : 外に向かう、その前に
[メイン] 夢見 心地 : 「あ~っと巴月ちゃんちょっといい?」
[メイン]
久語ぬくみ :
「ありがと……!」
心なんて読めないけど、聞けた気がする。一番聞きたかった心の声!
[メイン] 久語ぬくみ : 「❕」
[メイン]
礎 巴月 :
「うん?どうかしたの?」
心地の声に反応して、そちらの方を見る。
[メイン] 夢見 心地 : 「いや…そういえば謝らなきゃいけないことあってさ…」
[メイン] 久語ぬくみ : 「うん、わたしからも一緒に!」
[メイン] 礎 巴月 : ピンときたような表情をするが、言葉を待つ。
[メイン] 夢見 心地 : 「いや…大丈夫だよぬぐみちゃん」
[メイン] 夢見 心地 : 「これは…私の事だから、一人でやらなきゃ」
[メイン] 久語ぬくみ : ん、と頷いて。
[メイン] 久語ぬくみ : 「えへへ、先行ってるね。とってもえらい心地お姉さん!」
[メイン] 久語ぬくみ : 二人の後を追いかけていく。
[メイン] 夢見 心地 : 「私さ…好奇心に負けて巴月の部屋…勝手に覗いたんだよね…」
[メイン] 夢見 心地 : 「それでさ…その…」
[メイン] 夢見 心地 : 「私が悪かった…申し訳ありませんでした!!」
[メイン]
礎 巴月 :
「も~!」
照れながら怒ろうとするも
[メイン]
礎 巴月 :
「気にしなくていいよ。友達だし」
笑顔で答える。
[メイン] 夢見 心地 : 「……ありがと」
[メイン] 夢見 心地 : 「何か…皆優しいね!」
[メイン]
礎 巴月 :
「うん。私の友達はとっても優しい人ばかりだよ!」
心地に同意を示す。
[メイン] 夢見 心地 : 「伝えておきたかったの…それだけ!さ、行こ!」
[メイン]
礎 巴月 :
「うん!行こう!」
心地の後に続いて自宅を出て行く。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : 手紙に書かれた住所に向かうと、おんぼろアパートがある。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 煙草を吹かしながら、アパートを見上げ。
[メイン] 柳 みとり : カシャっと一枚。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「……みィ~とォ~りィ~~」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 青筋が浮かぶ。
[メイン]
柳 みとり :
「うわわっ……!ちょっ、いいじゃないですかぁ!
今のシャッターちゃんでしたし……!」
[メイン]
柳 みとり :
「夢見さんも礎さんもぬくみさんも……
これくらいならいいですよね……!?」
[メイン] 夢見 心地 : 「私は別にいつでもいいよ」
[メイン] 柳 みとり : カメラ片手に、虎子から後ずさりつつ。
[メイン] 久語ぬくみ : 「いいけど……どうせなら、かわいく映りたいわ!虎子お姉さんもそうなんでしょ、ねっ」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「!? いやそういうアレじゃないっつーか、なんつーか……!」
[メイン] 久語ぬくみ : 「じゃあどういうことなの?」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「だーーーー!!うっせうっせ!オラオラ入れゴラァ!!」
[メイン]
礎 巴月 :
「そうだね!どうせ撮るならそっちがいいよね!」
ぬくみに同意を見せる。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 恥ずかしいからに決まってんだろ!!!!!
[メイン] 久語ぬくみ : 「えへへ!じゃあ今度いっしょにおめかしして写真撮ろうね巴月ちゃん!よろしくねお姉ちゃん!」
[メイン] 柳 みとり : 当の本人はあはは、と笑いつつ。
[メイン] 礎 巴月 : うん!と笑顔で答える。
[メイン] 夢見 心地 : 「おめかし…いいんじゃない?虎子」
[メイン]
柳 みとり :
「はい、元々可愛いあなた達ですから、きっといい写真になりますよ」
両手で四角を作り、フレームのようにして二人を収め。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「ゆ、夢見ッ……!!しーっ!言うなよ?駄目だ、絶対に!」
メイド喫茶で働いてることは!NG!
[メイン] 夢見 心地 : はいはいわかってますよと言う感じで
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : くッ………!本当に、食えない奴だぜ……!
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : はぁ、と溜息を吐きながらも、喧騒にどこか暖かさを感じつつ。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 住所に書いてある部屋まで向かい、インターホンを押す。
[メイン] GM : インターホンを鳴らしても誰も出てくる気配はありませんね
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : ドアは開く?
[メイン] GM : 鍵がかかっていますね
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「……どうやら今は留守みたいだな」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 4人の方へ見やり、肩を竦める。
[メイン]
礎 巴月 :
「そうなの?おじいちゃーん!」
大声でドアごしに呼んでみる。
[メイン] : ドタドタドタ、ガチャリ。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
ぬおっ……!?物音!!
……あーー、そういや、そうか。
[メイン]
礎 茂 :
「その声は、巴月か!?」
ドアを開け、老人が顔を出す。
[雑談] system : [ 夢見 心地 ] 侵蝕率 : 58 → 60
[メイン] system : [ 夢見 心地 ] 侵蝕率B : 0 → 1
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : "追われる身"。そう書いてあったな。
[メイン]
久語ぬくみ :
「こんにちは!巴月ちゃんのおじいちゃんですか!」
とりあえず挨拶。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 茂に頭を下げる。そして、手紙をぴらりと見せる。
[メイン] 夢見 心地 : 「あっ、どうも~」
[メイン]
柳 みとり :
おっと、と頭を下げて。
改めて茂に面会する。
[メイン] 礎 茂 : 巴月に抱きつき、喜びを見せる。
[メイン] 礎 巴月 : 「お、おじいちゃん。ちょっと話を聞いて…」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : ………家族、か。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
二人の光景を見て、しみじみと、思うものがあるのか
目を細めながら、頬を緩ませ。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「……感動の再会のとこ、水差して悪いな、茂さん
タイムリミットが近いのは、アンタも知ってるだろう?」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 人類滅亡の時まで、残り2日。
[メイン] 礎 茂 : 巴月を下ろし、4人の顔をそれぞれ見て
[メイン] 礎 茂 : 「もしかして、あんたらは儂が依頼した連中か?」
[メイン] 礎 茂 : 「それにしては若い女性ばかりのようだが…」
[メイン] 久語ぬくみ : 一向に大人。
[メイン] 夢見 心地 : 「……あ~…私達は」
[メイン] 夢見 心地 : 「依頼主の、雇われ?そんな感じ」
[メイン] 夢見 心地 : 「でも依頼主が私達を抹殺しようとしてさ…その時に巴月ちゃんが助けてくれて」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「……まぁ、色々事情があってな」
[メイン] 夢見 心地 : 「で、今その人病院」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 夢見の説明に、こくりと頷く。
[メイン] 礎 茂 : 「ふむ、経緯はよくわからんが、巴月がここにいるならまあ…」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「そういうこった、怪しいもんじゃねぇから、安心してくれ
特にアンタを連行するとか、そういうつもりはねーし」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : ←怪しいもんだけど。
[メイン] 礎 茂 : 「そうか。それでタイムリミットとは?」
[メイン] 夢見 心地 : 「あれ?知らないの?」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「人類滅亡まで、残り2日らしくて、な」
ちらりと、巴月の方を見やり。
[メイン] 夢見 心地 : 「巴月ちゃん、何か人類が滅ぶって言ってたけど」
[メイン]
柳 みとり :
怪しいものではないので名刺は渡しておく。
柳”幽霊”専門探偵事務所の。
[メイン] 礎 茂 : 「…!もしかして、精神寄生体のことでここに来たのか!?」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : こくりと、頷く。
[メイン] 礎 茂 : みとりの名刺を受け取りながら。
[メイン] 久語ぬくみ : わたしも今度名刺作ってもらおう。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「そして、そいつらから巴月を解放する術を、アンタは知ってる、と」
[メイン] 礎 茂 : 「それに人類が滅ぶ?それは本当なのか!?」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : ……アタシの名刺は……←意味深にタイガーにゃん☆
[メイン]
夢見 心地 :
精神寄生体…そういやさっきそんな話もしてたっけ…
あの話結構長かったな
[メイン] 礎 巴月 : コクコクと茂にうなずく。
[メイン] 礎 巴月 : 「だからおじいちゃんのところに助けてもらいに来たの」
[メイン]
夢見 心地 :
名刺渡す流れなので私も渡す
夢新聞の名刺
[メイン]
柳 みとり :
「手紙によると……礎さんを”解放”する手段がある、とありましたが」
ちらりと、虎子の手紙を見つつ。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
……うぐ、夢見まで渡したか。
アタシは渡さないぞ……渡さん………。
[メイン] 久語ぬくみ : 「わたし、巴月ちゃんのお友達だから!巴月ちゃんを助けてあげたいの……お願いしますっ!」
[メイン]
礎 茂 :
「…わかった。ちょっと待っておれ」
それぞれにうなずき、心地の名刺を受け取り、部屋の中に消え、一冊の分厚い本を持って戻ってくる。
[メイン] 礎 茂 : 「お前さんたちの言う通り、この本に書いてある方法を使えば、精神寄生体から解放できる」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : ありがとう。と茂に告げ、本を受け取り、中を開く。
[メイン] 礎 茂 : 「待った、気分が悪くなるから読まん方がいい」
[メイン] 礎 茂 : 「やり方は儂が知ってるから教えよう」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「っと……わかったぜ」
[メイン] 夢見 心地 : 「おっと…それはありがたい」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 開こうとした手を止め、赤の瞳を茂へ向ける。
[メイン] 礎 茂 : 「方法は単純で「自分の周りを水で囲み呪文を唱える」だけなんだが…」
[メイン]
久語ぬくみ :
「だが?」
こてん
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : そうすりゃ、巴月を解放できるのか?簡単そうに聞こえるが、どうなんだ?
[メイン] 柳 みとり : なにやら曰く付きの本のようだし、素直にできない理由があるのかしら。
[メイン] 礎 茂 : 「…儂は巴月にこの呪文を唱えさせていいものか悩んでおる」
[メイン] 礎 茂 : 「巴月の体には精神寄生体の血が少なからずまざっとるから、危険ではないかとな」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「…………なるほど、な」
[メイン] 礎 茂 : 「かといって巴月以外の全人類1人1人を水で囲みこの呪文を教えるのはほぼ不可能に近い」
[メイン] 礎 茂 : 「だから、儂はどうすればいいかずっと悩んでおる」
[メイン] 夢見 心地 : 「全人類1人1人を…?人が多ければ巴月ちゃんの負担が減らせるの?」
[メイン] 礎 茂 : 「水で囲み、呪文を唱えることで精神寄生体から解放される」
[メイン] 礎 茂 : 「儂は試してみたが、巴月、儂の心の声は聞こえるか?」
[メイン] 礎 巴月 : 「そういえば…」
[メイン] 礎 巴月 : ふるふると首を左右に振り
[メイン] 礎 巴月 : 「聞こえないや」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「……もう既に解放されてる、ってことか?」
[メイン] 礎 茂 : 「ああ。お前さんたちも試してみるか?」
[メイン] 夢見 心地 : ファミチキください
[メイン]
久語ぬくみ :
「なるほど。わたしたちに悪の子分が取りついてる。そして巴月ちゃんに悪の親玉が取りついてて、それを倒すと子分も全員倒れる……ってことね!」
手を叩いて。
[メイン]
礎 茂 :
「そういうことだ」
ぬくみにうなずく。
[メイン] 夢見 心地 : 「なるほどお」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「……呪文が正しいかどうかを確かめるためにも、まずはアタシが唱える」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「教えてくれ、茂さん」
[メイン] 礎 茂 : 「わかった」
[メイン] 礎 茂 : 意味不明な言葉の羅列を虎子に教える。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : ぐッ………!?な、なんだこの言葉の、凹凸っつーか……!?
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
苦虫を嚙み潰したような表情になり、頭を手で抑えながらも。
何故か、覚えきれないはずのその呪文は、頭に残り。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 茂に教えてもらった呪文を、唱える。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
冷や汗が、つぅと流れながらも
ちらりと、巴月の方を向き。
[メイン]
夢見 心地 :
「うおっ!?」
それっぽい言葉の羅列!
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「……巴月、今アタシが何を考えているか、分かるか?」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : ……タイガーハート注入するぜーにゃんにゃんー……。
[メイン]
礎 巴月 :
「ん…」
目をつぶり、心を読もうとする。
[メイン]
礎 巴月 :
「お腹空いた、とか?」
当てずっぽうで答える。
[メイン]
柳 みとり :
……これが……呪文。言語のようで言語でないような。
しかしこれが、現段階の対抗策。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
自分で心の中で呟いておきながら、恥ずかしくなり
頬が朱に染まりながらも、首を横に振る。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「……たしかに、"唱えるだけ"で、"解放"されるみてぇだ」
[メイン] 久語ぬくみ : この顔を見てればその内分かりそう。
[メイン] 礎 巴月 : 「あはは。そうだよね。おじいちゃんと一緒で読めなかったよ」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「だが………全人類に、残り2日間でこれを唱えさせる……か」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 顎に手をやり、眉を顰めるも……その天啓は、来ない。
[メイン] 久語ぬくみ : こめかみを指でぐりぐりしてる。
[メイン] 夢見 心地 : 全人類に唱えさせる方法…それを知るためには…
[メイン] 夢見 心地 : 「…直接、聞いてみるかあ」
[メイン] 柳 みとり : 顎に指をあてながら、少し唸っていたが。
[メイン] 柳 みとり : ……直接?それってどういう……?
[メイン] 夢見 心地 : <インスピレーション>宣言!
[メイン] GM : どうぞ!
[メイン] 夢見 心地 : CCB<=90 インスピレーション (1D100<=90) > 86 > 成功
[メイン] 夢見 心地 :
[メイン] 夢見 心地 : 『GMさんこんちわ~!』
[メイン] GM : 『営業時間過ぎてますよ?』
[メイン] 夢見 心地 : 『まあそう言わないで…』
[メイン] GM : 『それで、なにかしら?』
[メイン] 夢見 心地 : 『全人類に呪文を唱えさせる何か…何かある?』
[メイン] GM : 『そんなの簡単よ。巴月の力を使えばいいのよ』
[メイン] 夢見 心地 : 『巴月ちゃんの?』
[メイン] GM : 『そうそう。巴月は精神寄生体の全てを自由に動かせるんだから』
[メイン] 夢見 心地 : 『……あっ!全員動かせる!?そんな事できたの!?』
[メイン] GM : 『…ちゃんと情報共有してるのかしら?』
[メイン] 夢見 心地 : 『いや~ハハハ…なんというか』
[メイン] 夢見 心地 : 『そこまで思いつかなんだわ、お恥ずかしい限りで…』
[メイン] GM : 『PLとPCは違うものね』
[メイン] GM : 『ハッピーエンドはもうすぐよ、頑張って』
[メイン] 夢見 心地 : 『今回もありがとね~!ばいば~い!』
[メイン] GM : 『またね~』
[メイン] 夢見 心地 :
[メイン] system : [ 夢見 心地 ] 侵蝕率 : 60 → 62
[メイン] 夢見 心地 : 「あっ!それか!」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 夢見の声に、ハッとして。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「……何か、思いついたのか?」
[メイン] 夢見 心地 : 「巴月ちゃんに呪文を!そして……」
[メイン] 礎 巴月 : 期待を込めた目で、心地の方を見る。
[メイン] 夢見 心地 : 「精神寄生体下の人を操って唱えさせれば…!」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「……………!!」
[メイン]
久語ぬくみ :
「そんなのできるの!?」
ちらっ
[メイン] 夢見 心地 : 「出来るって聞いた!そうだよね!?」
[メイン] 礎 巴月 : 「…やったことないけど、できると思う」
[メイン]
柳 みとり :
「…………!」
ちらり、と夢見、礎を交互に見て。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「マジかよ………へへ、よくやった夢見」
[メイン] 久語ぬくみ : 「えっ……すごい!」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
……しかし、全人類を操るつったって、相当力いるんじゃねぇのか?
できるにゃできるみてぇだが……。
……アタシには、何ができる?
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 煙草を咥え、そして火を点ける。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「………ひとっ走りでもして、スポドリでも買ってくるか」
巴月に、ニヤリと笑う。
[メイン]
礎 巴月 :
「…虎子ちゃん、ありがとう」
その笑顔に、感謝の意を示す。
[メイン]
礎 巴月 :
「それをやれば、みんなを、そして私を救えるんだよね?」
心地に尋ねる。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : ん。と返し、そのまま虎子は踵を返し、その地を後にした。
[メイン] 夢見 心地 : 「きっと…そして」
[メイン] 夢見 心地 : 「私も…及ばすながら力になるよ」
[メイン]
礎 巴月 :
「…ありがとう」
心地に笑顔を見せる。
[メイン]
久語ぬくみ :
「わたしも……なにか……出来ること……」
「う~~~ん……」
[メイン]
柳 みとり :
私自身何ができるというわけではない。
ただ、励ます位しかできない。ので。
[メイン] 久語ぬくみ : 「……じゃあわたし!お祝いの準備しておく!絶対、お祝いさせてね!」
[メイン]
柳 みとり :
ポケットに入れていたフォルダを取り出して、礎の前に広げてみせる。
フォルダの中には、これまでで撮った写真が収められている。
[情報] system : [ 夢見 心地 ] ロイス : 3 → 6
[メイン]
柳 みとり :
「お祝いの後は……二人で撮影会、ですね」
微笑み、礎とぬくみにに頷き。
[メイン] 礎 巴月 : みとりの広げた写真に目を向ける。
[メイン] 礎 巴月 : みとりの言葉に首を横に振る。
[メイン] 礎 巴月 : 「みんなで、だよ!」
[メイン] 夢見 心地 : 「……うん!そうだね!」
[メイン] 久語ぬくみ : 「きっと、お姉ちゃんの大好きな写真が撮れると思うな……ふふっ」
[メイン] 柳 みとり : 三人の言葉に、参りました、と笑い。
[メイン]
柳 みとり :
「ぬくみさんにもお見通しですね。
……私が好きなのは、心霊写真と……楽しげな場面、ですから」
[メイン]
柳 みとり :
「その写真……写真家として必ず、取ってみせますよ」
こくり、頷き。礎に目を向けて。
[メイン] 礎 巴月 : みとりに向けられた視線にうなずく。
[メイン] 礎 巴月 : 「おじいちゃん。私に呪文を教えて!」
[メイン] 礎 茂 : 「巴月、儂はお前のことが心配でたまらん」
[メイン] 礎 茂 : 「…昔から一人で、誰にも悩みも打ち明けん子だった」
[メイン]
礎 茂 :
「でも、良い友人を持ったようだ」
3人と、去って行った虎子の方を見つめて。
[メイン] 礎 茂 : 「わかった。儂も覚悟を決めて教えよう」
[メイン] 礎 茂 : 意味不明な言葉の羅列を巴月に教える。
[メイン] 礎 巴月 : 「あ、う…」
[メイン] 礎 巴月 : 少しふらつきを見せえるが、しっかりとその場に立つ。
[メイン]
夢見 心地 :
「大丈夫?」
小さい体で巴月を支えようとする
[メイン]
礎 巴月 :
「あ、うん。ありがとう」
心地に少し体重を預ける。
[メイン]
久語ぬくみ :
「倒れたら、絶対に支えるから!でも……うん」
力強く立つ姿に嬉しそうにして。
きっと……大丈夫だと思う。
[メイン] 礎 巴月 : 「ぬくみちゃんもありがとう」
[メイン] 礎 巴月 : 「…それじゃ、やるね」
[メイン] 礎 巴月 : そう言うと、目をつむり座り込む。
[メイン] 夢見 心地 : そして夢見も精神寄生体に操られ
[メイン] 夢見 心地 : 意識が…
[メイン] 夢見 心地 :
[メイン] 夢見 心地 :
[メイン] 夢見 心地 : イージーエフェクト
[メイン] 夢見 心地 : «シャドウダイバー»!!
[メイン] 夢見 心地 : 巴月の夢見の心が今!
[メイン] 夢見 心地 : 繋がる!!
[メイン] system : [ 夢見 心地 ] 侵蝕率 : 62 → 64
[メイン] 夢見 心地 : 『巴月ちゃん!』
[メイン] 夢見 心地 : 64+2d10 衝動判定 (64+2D10) > 64+17[10,7] > 81
[メイン] system : [ 夢見 心地 ] 侵蝕率 : 64 → 81
[メイン] 礎 巴月 : 『…この声は』
[メイン] 夢見 心地 : 『よかった!心がつながった!』
[メイン] 夢見 心地 : 『巴月ちゃん、私にはこれぐらいしかできないけど…』
[メイン]
夢見 心地 :
ロイス
『私の!気持ちを!』
[メイン] system : [ 夢見 心地 ] ロイス : 6 → 5
[メイン] system : [ 夢見 心地 ] ロイス : 5 → 4
[メイン] system : [ 夢見 心地 ] ロイス : 4 → 3
[メイン] system : [ 夢見 心地 ] ロイス : 3 → 2
[メイン] system : [ 夢見 心地 ] ロイス : 2 → 1
[メイン] system : [ 夢見 心地 ] ロイス : 1 → 0
[メイン] 夢見 心地 : 『受け取ってええ!!!!』
[メイン] 礎 巴月 : 『…!』
[メイン] 夢見 心地 : それは…想いの力…
[メイン] 夢見 心地 : そして
[メイン] 夢見 心地 : 奇跡を可能にする力!!
[メイン] 礎 巴月 : 『…感じる。神様や、今まで聞こえてきた声じゃなくて』
[メイン] 礎 巴月 : 『想いが…!』
[メイン] 礎 巴月 : 『ありがとう!心地ちゃん!』
[メイン] 礎 巴月 : 『私、やり遂げてみせる!』
[メイン] 夢見 心地 : 『うん…後は…任…せ…』
[メイン] 夢見 心地 : そして意識が、途絶える
[メイン] 礎 巴月 :
[メイン] 礎 巴月 : そのまま数時間座り込み…。
[メイン] 礎 巴月 : 「…終わったよ」
[メイン] 礎 巴月 : 疲労した顔でそう告げると、その場に倒れた。
[メイン] 久語ぬくみ : ずっと傍にいて…。
[メイン] 久語ぬくみ : 「…………お疲れさま!」
[メイン] 久語ぬくみ : 約束通り、倒れる体を支えた。
[メイン] 礎 巴月 : ぬくみに支えられると、意識はないのに笑顔を見せたように見えた。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「─────ああ、お疲れさん」
巴月の頬に、冷たい感触が……よく冷えたスポドリを。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 風に金髪のポニーテールが揺れていた。
[メイン] 夢見 心地 : 「これで…全部…」
[メイン] 夢見 心地 : 「お…わ…」
[メイン] 夢見 心地 : そのまま、彼女も倒れこむ
[メイン] 久語ぬくみ : 巴月ちゃんに気絶しているのに、笑顔を見せようとして。
[メイン] 久語ぬくみ : 「あっ」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「っとっと」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 腕を伸ばし、夢見の体を支え。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「……なんかよくわからねぇが、夢見も頑張ってたみてーだな
ま、お前さんも、お疲れさんっと」
ニッ、と笑い。
[メイン] 夢見 心地 : 意識を失い…だが
[メイン] 夢見 心地 : 彼女は
[メイン] 夢見 心地 : 笑ってるように見えた
[メイン] 柳 みとり : パシャ。
[メイン] 柳 みとり : 「……頑張った証拠は、きっちり残しておかないと」
[メイン] 柳 みとり : そのまま、腕を伸ばして、二人で夢見を支えつつ。
[メイン] 久語ぬくみ : 「二人が起きる前に、お祝いの準備しましょ!いっぱい頑張ってくれたんだから!」
[メイン] 柳 みとり : 「ふふ、いいですね……とびっきりのサプライズになりそうです」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「ああ、そうだな……まだまだアタシらの仕事は、終わっちゃいねぇさ」
[メイン]
久語ぬくみ :
「……でもみとりお姉ちゃんってお料理できるっけ?」
お祝いと言えば料理だけれどぬくみはできない。
[メイン] 柳 みとり : 「…………えーっと」
[メイン] 柳 みとり : お祝いと言えば料理だけれどみとりはできない。
[メイン] 柳 みとり : 「……虎子さんは出来ます……かね?」
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「……………」
真剣な瞳を、みとりに向ける。
[メイン] : 解説しよう!
[メイン] : 虎子の顔の傷は、別に喧嘩で負った傷とか、そういうのじゃないんだ!
[メイン]
:
メイド喫茶で、なんとか厨房の仕事を覚えようと頑張ったり
あとは自宅でも、料理スキルを伸ばそうとしたり!
[メイン] : そうやってたら、いっつも顔に傷がついちゃってたのだ!
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
「フッ」
謎の笑みを浮かべる虎子であった。
[メイン] 柳 みとり : 「…………!」
[メイン] 柳 みとり : これは……”デキる者”の余裕の笑み……ということかしら。
[メイン] 久語ぬくみ : 期待の目。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「できらァ!」
[メイン]
柳 みとり :
「……なるほど、ね」
同じく、笑みを浮かべていた。
[メイン]
久語ぬくみ :
「やっぱりお祝いといえばケーキよね!」
難しそうだけどできそう。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : アタシは……"メイド"だぞッ!
[メイン] 柳 みとり : 「虎をモチーフにした料理とかもできるんでしょうか……!」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「できるできる」
[メイン]
柳 みとり :
「わ、凄いですね!是非撮影させてくださいね!」
簡単に言いのける。
[メイン]
久語ぬくみ :
「楽しみ!」
裏切りなど微塵も想定するはずもない顔。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
そうして、体力尽きた二人を休めるためにも
そして、お祝い会を開くためにも、一同は礎家へと移動することに。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : そんなわけで虎子は気合を入れて、料理準備に取り掛かる。
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
人様の台所であろうと、完璧に使いこなす
道を極めると書いて、極道。
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : 「─────勝機ッ」
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) : CCB<=5 芸術:料理 (1D100<=5) > 3 > 決定的成功
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
[メイン]
龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
白
虎
が
如
く
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
[メイン] 龍造寺 虎子(りゅうぞうじ とらこ) :
[メイン] 礎 巴月 :
[メイン] 礎 巴月 :
[メイン]
礎 巴月 :
巴月は疲労からかしばらく寝込んでしまう。
探索者たちは「見られている」という感覚はなくなり、悪夢も見ない。
[メイン] 礎 巴月 : そして、パチリと自分の部屋で目を覚ます。
[メイン] 礎 巴月 : 静かだ。誰の声も聞こえない…。
[メイン] 久語ぬくみ : ぬるっと顔を覗き込む。
[メイン] 礎 巴月 : 「!?」
[メイン] 礎 巴月 : ぎょっとした顔を見せるが、それがぬくみのものだとわかると、落ち着きを取り戻す。
[メイン]
久語ぬくみ :
「おはよ!」
にっこりと笑って。
[メイン]
礎 巴月 :
「お、おはよう」
なんだか今までと勝手が違っていて、不思議な感覚だ。
[メイン] 礎 巴月 : むくりと半身だけ起こし、ぬくみの方を見る。
[メイン]
久語ぬくみ :
「体は大丈夫?」
乗り出してたのを引いて。
[メイン] 礎 巴月 : 「…うん。大丈夫みたい」
[メイン] 久語ぬくみ : よかったー、と一息。
[メイン] 礎 巴月 : そういえば私は倒れたんだった。ぬくみちゃんやみんなに心配かけたんだろうか…。
[メイン] 礎 巴月 : 「ここ、私の家だよね?運んでくれたの?」
[メイン]
久語ぬくみ :
「ん、みとりお姉ちゃんと虎子お姉さんが手伝ってくれて……」
「心地お姉さんは倒れちゃってた」
[メイン]
礎 巴月 :
「…そうなんだ。ありがとう」
柔らかく笑う。
[メイン] 礎 巴月 : 心地ちゃんも倒れたって、あの時の光景は夢じゃなくて、本当に心地ちゃんが力を貸してくれたんだろうなぁ。
[メイン] 久語ぬくみ : 「本当に……本当にもう全部、大丈夫なの? 巴月ちゃんとこれからもお友達でいられる?」
[メイン] 礎 巴月 : 「うん。もう誰の心も読めないみたい」
[メイン]
礎 巴月 :
「これはまだ残ってるみたいだけど」
クスリと笑って金色の触手を出す。
[メイン] 久語ぬくみ : 「残ってるの!?」
[メイン] 久語ぬくみ : これ触っていいやつかなー、と手を彷徨わせてる。
[メイン] 礎 巴月 : 「みんなのは消えたけど、私のは消してないからね」
[メイン]
礎 巴月 :
「大丈夫だよ。私から攻撃する意志はないから」
ぬくみの手の動きを見てそう言い、ひらひらと触手を動かす。
[メイン] 久語ぬくみ : 「❕」
[メイン]
久語ぬくみ :
「まだ心読めるんじゃ……!?」
何も言ってないのに、何考えてるかバレてる……
[メイン] 礎 巴月 : 「そんなことないよ」
[メイン]
礎 巴月 :
「だってぬくみちゃんとは友達だし、何考えてるかなんとなくわかちゃった」
いたずらっぽく笑いながら答える。
[メイン] 久語ぬくみ : 「……むむむむ。わ、わたし14歳だから!わたしの方が大人なのよ……!!」
[メイン] 礎 巴月 : 「え?私も14歳だよ」
[メイン] 久語ぬくみ : 「え?」
[メイン] 久語ぬくみ : え?
[メイン]
礎 巴月 :
「…言ってなかったっけ?」
きょとんとした表情で
[メイン] 久語ぬくみ : 「き、聞いてない……お、お姉さんらしくしようと……してたのに……」
[メイン] 礎 巴月 : 「そ、そうだったんだ」
[メイン] 久語ぬくみ : 「い、いいもん……!巴月ちゃんには絶対分からないこと、まだあるもの……!!」
[メイン] 礎 巴月 : 「え?」
[メイン] 礎 巴月 : なんだろうか、言葉の続きを待つ。
[メイン]
久語ぬくみ :
「一階に降りましょ!立てる?」
巴月ちゃんの手を掴んで。
[メイン]
礎 巴月 :
「あ、うん!」
ぬくみの手を取り、ゆっくり立ち上がる。
[メイン] 礎 巴月 : その行為で、心は聞こえなくても、ぬくみの優しさを感じることができた。
[メイン] 久語ぬくみ : 生きてるって感じのする重さを手に感じつつ。
[メイン]
久語ぬくみ :
「絶対にびっくりするんだから!ふ、ふ、ふ~♪」
いい匂いの漂う、1階に向けて。
[メイン] 礎 巴月 : 「なんだろう…」
[メイン] 礎 巴月 : 昨日までの私だったらわかってた。でも今はわからない。
[メイン] 礎 巴月 : わからないってちょっと不安だ、だけどドキドキする。
[メイン] 礎 巴月 : でも、ぬくみちゃんの顔を見れば、きっと楽しいものだってなんとなくそう思えた。
[メイン] 礎 巴月 : 手を引かれながら、ぬくみに一言だけ問いかける。
[メイン] 礎 巴月 : 「ぬくみちゃん。また、私と遊んでくれるかな?」
[メイン] 久語ぬくみ : 「…………うんっ!」
[メイン] 久語ぬくみ : 聞こえなくなったって言う声の分まで大きな声で答えた。
[メイン]
礎 巴月 :
「ありがとう」
ぬくみのその言葉に満面の笑顔で。
[メイン] 礎 巴月 : また、お話の主人公みたいに遊ぼうね。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
シャンクトゥルフ
「月の媒介者」
[メイン] GM : エンディングC:初めての友達
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] 夢見 心地 :
[メイン] 夢見 心地 :
[メイン] 夢見 心地 :
[メイン] 夢見 心地 : 数日後…
[メイン] 夢見 心地 : 彼女は引っ越し作業に追われていた
[メイン] 夢見 心地 : 「ふぅ…こんなもんかな、ここでやる事は大体終わったしね」
[メイン] 夢見 心地 : 「……この町ともお別れかあ」
[メイン] 夢見 心地 : 「…でも感情に浸ってたらいつまでも進めないしね」
[メイン] 夢見 心地 : 「というわけでさっさと行きましょ」
[メイン] 夢見 心地 : いつかまた会えるように、そして新たな出会いに
[メイン] 夢見 心地 : ただ、今は
[メイン] 夢見 心地 : 「またね」
[メイン] 夢見 心地 : «イージーフェイカー:ディメンジョンゲート»
[メイン] system : [ 夢見 心地 ] 侵蝕率 : 81 → 84
[メイン] 夢見 心地 :
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